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運命を受け入れる強さについて。

昨日、巷で話題の
アニメーション映画をみてきました。

ネタバレを必死で見ないようにして
まっさらな状態で鑑賞しました。

もう終始泣きっぱなしでした。
観客の中でも
一、二を争うくらい
泣いていたかもしれません。

評判の通り
素晴らしい作品でした。



「運命」というものは
あるのだろうかと
考えることがあります。

親や兄弟
生まれる場所
生まれる時代。

たいせつな人との出会いと別れ。
突然ふりかかる災いや病。

自分ではどうすることもできない
不条理なできごと。


生きていると
受け入れがたい現実に直面して
打ちのめされることがあります。

いっそ
これは運命なんだと
あきらめてしまった方が楽になれる。

そんな経験がだれしも
あるのではないでしょうか。


この作品をとおして
わたしのこころに深く刻まれたのは
「運命を受け入れる強さ」でした。

いまこの時代に多くの人が
この作品に魅了されているのは
だれもが抗えない運命を
背負っているからかもしれません。


つらいこと、かなしいこと。
生きているかぎり
避けては通れません。

どうして自分が
こんな目に
あわなければならないのか。

運命というものが
あるならば呪いたくなる。
そんな瞬間があるのも事実です。


すべてをあきらめたくなります。

けれど
あきらめてしまったら
そこで終わりです。

大きな痛みを伴うとしても
運命を受け入れなければ
進めない道というものがあります。


受け入れることは
あきらめでも、負けでもない。

その人の「強さです。


言葉にするのはかんたんですね。
実際は
ものすごくパワーがいることです。
長い時間がかかることです。

だからこそ
深く、やさしい、
揺るぎない強さに
変わるのだとおもいます。



人間の儚さ、そして強さ。
それらが痛いほどに
ストレートに描かれた
美しい作品でした。

アニメって
ほんとうにすばらしい。


いつも、あたたかいサポートとお手紙をありがとうございます。いただくお言葉のひとつひとつが宝物です。こころをそっと照らす、ちいさな灯りのような作品をお届けできるように。これからもがんばります!^^