視覚障害者と「平等に遊べる」カードゲーム『タッチャレ』大学生が開発。ということで視覚に頼らないゲーム集めてみた
今日は触覚を使ったボドゲの話題です。
南山大経営学部の大学生たちが、指先の触覚でトランプゲームを楽しめるカード『タッチャレ』を開発しました。
東京新聞で取り上げられていますので、まずはそちらの記事をどうぞ。
見なくても遊べるカードゲーム発売へ 視覚障害者と「平等に遊べる」 大学生が開発した理由
手触り×形でカードを表現
『タッチャレ』はカードそれぞれに「つるつる」「ザラザラ」といった手触りの違う紙を〇、▽などの形に切ったモノを張り付けてあります。
これにより触覚で16種類のカードが判別できるようになっており、各カード2枚ずつの32枚にマークの無いジョーカーが加わります。
これらのカードを使ってババ抜きや豚のしっぽなどトランプゲームを遊ぶことができます。タッチャレならではのゲームもできないか、研究中とのことです。
記事によれば、開発者の1人である市川さんは、幼い頃に視覚障害者の叔父と一緒に遊ぶことができなかった経験から発案したとのこと。完成したら叔父さんと遊びたいとも語っています。
視覚に頼らないボドゲ
視覚以外を活かして遊べるボードゲームというのは他にも色々あります。いくつかピックアップしてみましたので、興味が沸いた方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
触覚かるた
異なる模様が刻まれた木製のカードを使ったカルタです。触覚のボドゲと言えば、これを思い浮かべる人も多いかと思います。
販売ページ:https://booth.pm/ja/items/2646636
見えない神経衰弱
こちらは聴覚を使ったボードゲームです。スマホを利用して、音のペアを探す神経衰弱なので、普段から視覚に頼らない人の方がむしろ強いかも?
紹介ページ:https://bodoge.blue-puddle.com/analog_degital_bodoge/concentration/
グラマ
天秤を使って他のプレイヤーと重さを釣り合わせるボドゲです。こちらは冒頭の記事の関連記事としても紹介されています。2022年のグッドデザイン・ニューホープ賞を受賞しています。