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ChatGPTを学校教育でどう活用するか

中教審の特別部会「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会(第4回)」が開かれました。
新年度になった始めてということもあり、改めて設置の目的等について説明がありました。設置の目的については、配付資料に以下のように示されています。

1.設置の目的
○ 「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出 す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」(令和3年1月中央教育審議会答申) を受けて、デジタル化などの社会変化が進む次世代の学校教育の在り方について検討する必要。

○ 児童生徒への学習指導・生徒指導の在り方や環境整備について、特にGIGA スクー ル構想に基づくICT 環境の整備と活用を進める中で、教科書・教材のデジタル化を 推進するとともに、既存の教科書・教材との関係を整理し、個別最適な学びと協働 的な学びを一体的に充実することが求められている。

○ このため、多様かつ専門的な見地から横断的に議論し、検討内容を必要な施策に 結び付けていくため、初等中等教育分科会に本会議を設置する。

個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会(第4回)会議資料

個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会(第4回)会議資料:文部科学省 (mext.go.jp)

この会議の中で、ずっと話題としてあがっていたのは「ChatGPT」でした。
委員の1人からは、「もうSociety5.0の社会になったという前提で議論をしていく必要があるのではないか」といった意見もありました。
私はChatGPTを使っていると、少し怖くなることがあります。便利な機能と思っていた段階から、あまりにどんどん進化していくのを目の当たりにして、どこまで進むんだろうと想像がつかなくなるからです。

あなたは学校教育でChatGPTを使いますか?

イタリア政府が、個人情報に関する危惧から使用制限をかけたことが話題になりました。もちろんこの視点は非常に重要です。では、個人情報の部分が解決されたならどうかを考えています。日本における今の広がり具合で言えば、児童生徒も当たり前に使える状況ですし、遊びながら使う彼ら彼女らは、大人が想定する以上の使い方をしていくことでしょう。

これを踏まえると、学校教育の中ではChatGPTをどう使うのかという問いは非常に自然なものだと考えます。

「あなたは学校教育でChatGPTを使いますか?」
「あなたが教育長であれば、域内の学校にどのような指示を出しますか?」

大学の総長たちが色々な考え方を示しています。
このあたりを踏まえながら、指導主事として自分なりの意見をもっておくことが重要だと思っています。

ChatGPT “教育に影響” 国内の大学が利用基準設置や注意喚起 | NHK | AI(人工知能)


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