ChatGPTを学校教育でどう活用するか
中教審の特別部会「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会(第4回)」が開かれました。
新年度になった始めてということもあり、改めて設置の目的等について説明がありました。設置の目的については、配付資料に以下のように示されています。
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会(第4回)会議資料:文部科学省 (mext.go.jp)
この会議の中で、ずっと話題としてあがっていたのは「ChatGPT」でした。
委員の1人からは、「もうSociety5.0の社会になったという前提で議論をしていく必要があるのではないか」といった意見もありました。
私はChatGPTを使っていると、少し怖くなることがあります。便利な機能と思っていた段階から、あまりにどんどん進化していくのを目の当たりにして、どこまで進むんだろうと想像がつかなくなるからです。
あなたは学校教育でChatGPTを使いますか?
イタリア政府が、個人情報に関する危惧から使用制限をかけたことが話題になりました。もちろんこの視点は非常に重要です。では、個人情報の部分が解決されたならどうかを考えています。日本における今の広がり具合で言えば、児童生徒も当たり前に使える状況ですし、遊びながら使う彼ら彼女らは、大人が想定する以上の使い方をしていくことでしょう。
これを踏まえると、学校教育の中ではChatGPTをどう使うのかという問いは非常に自然なものだと考えます。
「あなたは学校教育でChatGPTを使いますか?」
「あなたが教育長であれば、域内の学校にどのような指示を出しますか?」
大学の総長たちが色々な考え方を示しています。
このあたりを踏まえながら、指導主事として自分なりの意見をもっておくことが重要だと思っています。
ChatGPT “教育に影響” 国内の大学が利用基準設置や注意喚起 | NHK | AI(人工知能)