■ 其の312 ■ アンガーマネージメント
📙怒りの感情をコントロールする事を、アンガーマネージメントといいます。
アンガーは怒り(=anger)、マネージメントは管理(=managemente )のことです
一般的には次のような方法があるとされます。
6秒ルール・・・・気持ちを落ち着かせるため、頭の中で6秒カウントする
呼吸を整える・・・深呼吸や複式呼吸をして落ち着く
記録をつける・・・怒りの感情をメモし、自分の精神状態を客観的に知る
その場を離れる・・怒りの原因・対象から距離を置く
考え方を変える・・自分の理想や正義を、ほかの人に当てはめようとしない
なるほどと合点のいく主流のやり方です。
📘一方、非主流のアンガーマネージメントでは、 次のようなトレーニングを
します。
一、 役者になった感じで、怒りをイメージします。
二、 汚い言葉をつぶやき、全身を怒らせます。
三、 こぶしを握ったり、顔をこわばらせたり、目を吊り上げたり、腹に力が入
るなど、自分の体の反応を確認します。
四、 それから、真逆の動作をしながら怒ってみます。
手をパーに広げて怒る。顔をニヤケさせて怒る。腹を揉みながら怒るなど
矛盾した動きをしながら怒るのは難しいです。
脳が戸惑うのか、うまく怒れません。
なんだか怒るのが馬鹿らしくなるかもしれません。
ひとは行為や行動を積み重ねると意識が変化していきます。
心を変えたければ、先に身体の動きを変えてみます。
よくわからない「心」を変えるより、「体」から始めるのです。
悩みが大きいほど、心がうまくいってない時ほど、
体の動きで心を変化させます。
体に心をリードしてもらうという感じです。
わたしは、形から入るアンガーマネージメントの方が理にかなっているの
で好きです。ユーモアもあるし。
そんな遊び心で自分を変えていくのも、生きる知恵・生きる力だと思いま
す。