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【書評】仮説行動

今回読んだ本はこれ。


なぜこの本を購入したのか?

推し著者だったので購入した。

昔、著者である馬田隆明さんの本「解像度を上げる」を読んだことがあり、非常に勉強になったので、今回はXで流れてきた瞬間にノータイムで購入をした。実のところ、タイトルすらろくに見ずにAmazonでポチったため、本書が家についてからどんなことが書かれているのか知ることになった。

また、仮説に対して私は課題を持っていなかったので、手元に届いた瞬間はやや後悔をした。ただ、読み進めるとその後悔はすぐに吹き飛ばされるぐらいよい本であったので紹介する。

どんな内容だったか?

本書の内容紹介に入る前に、まず著者がどのような人物か簡単に紹介する。
著者の馬田隆明さんは、東京大学 FoundXでディレクターをやっている方である。FoundXとは東京大学・大学院の卒業生や研究者向けの起業支援プログラムを無償で提供している団体であり、平たくいうとスタートアップの支援をしている偉い人、ということだろう。(あくまでも勝手な想像)

ここから察することができるように、対象読者はスタートアップとか新規事業企画者がメインであった。最初読んでいた時は、「自分の役に立つことはあるのだろうか?」という気持ちで読んできた。だが、読み終わって本の内容を振り返ると、普通のサラリーマンでも活かせる点は多いなと感じた。

本書のユニークな点として、本のタイトルを「仮説思考」ではなく「仮説行動」としたところだろう。そう、仮説を立てることやその立て方は大切であるが、それ以上に行動が大切であることをメインに据えている。

では、どのようなステップで仮説行動をするのか?本書では3つのステップを紹介している。

  • マップ

  • ループ

  • リープ

簡単に言えば、仮説の全体像(マップ)を描き、検証(ループ)してから決断(リープ)をする。このステップを見て連想したのは、「直感で発想、論理で検証、哲学で跳躍」という本である。

マップ、ループ、リープするときの行動指針と完全に一致する。

マップは、直感で発想し
ループは、論理で検証し
リープは、哲学で跳躍する

この3つの中で他の人と差がでるのはどこだろうか?と考えたときに、マップではないだろうか。マップはその人の個性、もっというとマップを作るに至った動機が大きく影響をする。また動機が同じだったとしても、マップの構成や切り口にはその人なりの見え方がでてくるのではないかと思った。

そういったことを考えていくうちに、年代によって鍛える部分が変わるのなかと思った。

20代ではループ・論理検証ということろを伸ばし、
30代では自分が世の中やその事業・顧客をどのように見るのか引き出しを増やし
40代で、ドシンと構えて決断する力を伸ばす

上記から、30代のわたしはマップを作るところに注力のすべきなのでは?と思ったので、この活動(noteを書くこと)はどういった仮説を持ってやっているのか整理していきたい。

おわりに

馬田さんの本を読んだのは、前作に続き2作品目であった。前回ほどの衝撃はなかったが、またどこかのタイミングで読み返そうと(手元においておこう)と思える本であった。また、前書と本書で通じるところとして、徹底的な言語化・文章化である。言語化能力に自信がない人はぜひ前作品「解像度を上げる」から読んでみることをおすすめする。

以下前回読んだ本。参考まで。


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