『読書はプロテイン』〜読書を人生の資産にする3つのステップ〜
今日は、読書を人生の資産にするために、ぼくが実際に行っている3つのステップを紹介したい。
プロフィール
本ギライが、本を読むようになって陥った「病」
1年前まで、ぼくは全く本を読んでいなかった。
しかし、あるキッカケで本が大好きになり、今では月に10冊は読んでいる。
(本ギライの僕が本好きになったエピソードは、下の記事で確認して欲しい)
本を全く読んでこなかったぼくは、1冊の本を読み切るということがストレスでしかなかった。
興味があって手にとった本でも、80ページを超えたあたりで飽きがくる。
なんで、ぼくは最後まで本が読めないんだろう?
コレはぼくにとって、結構大きな悩みだった。
いろいろ考えていく中で、答えにたどり着いた。
「読み切ることが、ゴールになっているからだ」と。
思い返すと、本嫌いだった頃のぼくは、「1冊の本を読みきらないとイケない」と思い込んでいた。
何万冊という本がある中で、せっかく手にとった1冊。
絶対にそこには意味があるはずだ。
だけど、その本から何かを「学ぶ」ということよりも、「読み終わる」ということが目的になってしまっていた。
だから、本の読み始めは楽しかったはずが、半分くらい読んだあたりからつまらなくなり、その先を読み進めることがストレスでしかなくなる。
だから、図らずとも無意識に目的になっていた「読み切る」ことに成功しても、そこに喜びはなかった。
だから、読んで終わり。
一番もったいないことをしていた。
読書を人生の資産にする3ステップ
ぼくがおすすめしたいのは、この3ステップだ。
一つひとつ見ていこう。
①読む
まずは、読んでみよう。
この「読む」というステップで、一つ注意してほしいことがある。
それは、常に目的を意識しながら読むということだ。
その本を手にとったということは、必ずなにかしら目的があったはずだ。
「仕事の効率を上げたい」
「人生をもっとよくしたい」
「お金を稼ぎたい」
その目的を、常に頭の片すみにおいた状態で読むことを意識して欲しい。
本には、たくさんの情報が詰め込まれている。
そこが本の良いところではあるが、ワナでもある。
目的を忘れてしまうと、情報過多になって、本当に自分が欲しかった情報を見落としてしまう。最悪の場合、本当に欲しかった情報にたどり着く前に読むのを諦めてしまう。
これは、例えるなら、セミナーを聞く時にスピーカーが話す内容を一言一句漏らすまいと、メモを取っている状態と同じだ。
基本的に、一つのセミナーでスピーカーが伝えたいことは、たった一つだと思っている。
本当に言いたい幹の部分は全体の1割で、残りの9割は伝えたいメッセージをわかりやすくするための枝葉でしかない。
枝葉だけをかき集め、幹を見落とす。
目的を忘れて本を読むと、こういうことが起こるのだ。
②使う
ココが読書においていちばん大切な部分だ。
学んだ知識は、使ってこそ価値を最大限に発揮する。
正直、本は読んだだけでは全く意味はないと思ってる。
人間は一度覚えたことでも、数日経てばそのほとんどを忘れてしまう。
だから、学んだ知識を「実生活に落とし込む」というステップが大切なのだ。
読み終わった本を、本棚に戻して、ぎっしり詰まった本棚を眺めていても、あなたの人生はちっとも良くならない。
学んだことは、読み終わった瞬間から使う。
その意識を持っているだけで、本の価値は100倍に高まる。
ぼくが、この毎日1000文字アウトプットを続けているのも、ある本から学んだことを自分の中に落とし込むためだ。
もう10日続いている。
もしぼくが、あの本を読んで、読み終わったことに満足して知識を活用しなければ、この10日の積み重ねは生まれなかった。
ぜひ、あなたも「知識を使う」ということを意識してみて欲しい。
③読み返す
このステップは、必要な人にだけやってほしい。
本を読んで学んだ知識を、実生活で使っていく中で、「なんで私はこの習慣を始めたんだっけ?」と目的がわからなくなってしまうことがある。
そういうときは、一度本を読み返してみて欲しい。
目的が曖昧なまま継続すると、本来自分が達成したかった場所にたどり着けなかったり、遠回りしてしまうことになってしまう。
そうならないために、目的を明確にすることを常に意識して欲しい。
最後に
たまに「本はたくさん読んでも、意味はない。」という人がいる。
この意見については、正直「一理ある」と思っている。
だけど、この意見には一言欠けている。
「本はたくさん読んでも、”使わなかったら” 意味がない。」
これが正しい。
本を読んでどんどん成長していく人と、本を読むほどに頭でっかちになって動けなくなる人。
この両者の差は、読んだ知識を使っているかどうか、だけだ。
ぼく自身も、本を読んで頭でっかちになっていた時期があった。
そういう人たちの気持ちは、スゴくわかる。
だけど、それってめっちゃもったいない。
ぜひ、本を読むときは、目的を忘れず、実生活に落とし込むということを忘れないで欲しい。
読書を人生の資産にするために。
11日目、クリア。