
第4話 ルーツから本質へ、音楽を通して
ルーツから本質へ、音楽を通じて
私は初対面の人や仲良くなりたい人には必ず
「どんな音楽聴くんですか?」
と聞く癖がある。
まぁ大前提として、私自身音楽が好きなのもあるのだが、聴いてる音楽が分かると、
その人の歩んできた道や音楽以外の趣味嗜好までも見えてくる気がするのである。
さて、このコラムのタイトルにもあるように
カタカナ語で「ルーツ」という言葉について。
引用するならば現代では
「(人や物事の)文化的・情緒的な結びつき」とという意味
で使用されることが多々。
これが「ルーツ・ミュージック」になったり
「ルーツ」単体になると意味合いがまた異なってきたり増えてくるので今回は
「その人(あなた)の音楽のルーツは?」
という疑問に絞って話をしていこう。
この中で使用されるルーツは、
・影響を受けた音楽
・幼い頃に聴いた音楽
・現在置かれてる状況のきっかけになった音楽
などなど…
まぁざっくりとした私の解釈では
結局のところひっくるめて
「その人がよく聴く好きな音楽」
でいいじゃんね!と思ってる。
まぁ嫌いな曲をわざわざ聴き続ける人もいないか?
嫌いな曲がルーツになるパターンもあるか。難しいな。
すきアラバ自分語りの私に語らせれば
初めて買ってもらったCDは
BUMP OF CHICKENの「花の名」
自分のお金で買ったCDは
世界の終わり の「Earth」
初めて行ったライブは
ゲスの極み乙女。
バンドを始めるきっかけになったバンドは
10-FEET
ざっと大きな分岐点で語ればこの程度だろう。
まだまだ語ればいくらでも出てくる。
話が逸れてしまったから戻ろう。
例えば、初めて買ったCDが有名ドラマの主題歌なら、
「あぁ、この人はそのドラマに感化されてきたのか」
とか、
悲観的な歌詞を歌うアーティストが好きならば
「この人はどこかマイナスな性格なのか……?」
歌詞に熱をもった曲が好きなら
「この人はこの曲に助けられたんだなぁ…」
とかね。
そうやってその人の好きな音楽で人間性を見据えるのが好きなのである。
結局のところ個人的な趣味の話だ。
何の時間だったのだろう。
さて、本題に入ろう。
よく大人がいう、
「物事の本質も見抜け」
って言葉が私自身小難しく感じていた。
何度か曲に落とし込もうとも考えたが、私の語彙力の足りなさや、
思っていることを言葉に残すのが難しくて何度も挫折した。
そもそも本質って何だよってね。
ただ23歳のおじさんになるにつれて、
本当に努力してる人や、その物事が好きでやっている人の愛や覚悟が伝わってくるとヒシヒシ感じている。
この愛や覚悟は、同等の力を持って接しないと受け取れない。
それだけはわかってきた。感じてきた。
これが本質なのだろうか。
人間性なのだろうか。
その人を形成する「ルーツ」
なのだろうか。
まだ分からないことが多い。
ただ、他者のルーツを、見極め受け止めて。
ルーツとルーツが育つことで
大きな1つの木になるのだろう。
あなたの本質を愛せる人間になりたいと思う次第であります。