【読書録】色塗りチュートリアル
私には美術を専攻した姉が一人います。姉は、動物を描くのが好きだった私に、うさぎやねこなどの動物の描き方を、いつでも教えてくれました。
中途半端な絵でもちゃんと見てくれて、応援してくれるやさしい人たちが周りにいたおかげで、今でも私は絵の勉強を続けることができるのだなと思ったりします。
絵は一人で描くものですし、描けば描くほど本当に難しく感じます。神に広い世界を表現するためには、鍛え上げた観察力や画力よりも先に、たくさんの応援やサポートが必要だと思います。
この本を執筆しながら、私は、過去の自分に必要だったそんなやさしい人になりたいと思っていました。そして、絵を描くことにつまずき、孤独を感じている誰かにプレゼントしたいという気持ちで、内容をまとめました。(パク・リノ「色塗りチュートリアル」)