
2025(令和7)年度 大学入学共通テストの平均点は?3社の平均点を比較してみる(2025年1月19日発表情報)
2025(令和7)年度大学入学共通テストが2025年1月18日・19日実施された。
早速、1月19日に平均点予想を3社が発表した。
平均点を発表しているサイトは?
東進ハイスクール
河合塾
駿台・ベネッセ
河合塾(共通テストリサーチ)/駿台・ベネッセ(データネット)が協同実施
2025(令和7)年度からこの平均点の算出にかかわる大きな変化があった
それは、河合塾(共通テストリサーチ)と駿台・ベネッセ(データネット)が協同実施。
ただし、すべてを協同で行うのではなく、
協同ですること:「申込み」「データの収集」「志望校判定の結果返却」
独自ですること:「問題分析」「平均点予測」「成績集計」「志望校判定付け」
と公表されている。
「データの収集」が同一ということで、両社のデータが似通るのかどうかが、気になるポイントである。
大学入学共通テストの自己採点結果をもとに、受験生が出願校を検討するためのサービスとして、河合塾が実施する「共通テストリサーチ」と駿台・ベネッセが共催して実施する「データネット」の2サービスについて、一部を協同で実施します。
1人1台端末が普及したことを背景に、両サービス共通のデジタルサイトを設けて、ご利用者の双方への個別手続きを不要として事務的な負荷を軽減するとともに、「申し込み」と「返却」をデジタルで行うことで指導の時間をより長く確保するなど、受験生・学校の利便性をはかるものです。
これまで、両サービスについては、多くの学校・受験生が両方のサービスを利用していただいておりますため、受験生や学校における利便性を考えて、協同実施に至った次第です。
今回は協同実施は、「申込み」「データの収集」「志望校判定の結果返却」を協同で行いますが、「問題分析」「平均点予測」「成績集計」「志望校判定付け」などは、「河合塾」および「駿台・ベネッセ」の独自の知見と強みを活かし両サービスが個別に行い受験生・学校・予備校に対して提供していくことは変わりありません。
3社のそれぞれの平均点は
1月19日の段階で、最高点と最低点の差が開いている科目は、
「公共、政治・経済」11点(東進70点⇔河合塾/駿台・ベネッセ59点)
「地学」11点(駿台・ベネッセ55点⇔東進44点)
「数学Ⅱ・数学B・数学C」8点(河合塾60点⇔駿台・ベネッセ52点)
「公共、倫理」6点(東進63点⇔河合塾/駿台・ベネッセ57点)
「地理総合・地理探究」5点(河合塾61点⇔駿台・ベネッセ56点)
上記以外は4点以内の誤差となっている。
社会の科目において誤差がほかの科目よりも大きいようだ。

文系6教科8科目・理系6教科8科目の平均点を見ると
東進がいずれも他の2社よりも高い点数となっている。
特に文系6教科8科目においては、
東進628点に対して、駿台・ベネッセ611点と17点の開きがあることが分かった。
今後の更新情報にも注目したい。