国立大学の学長の任期は何年?
新年度を迎え、新学長就任の話題を見ることがあった。
それはそうだ、小学校・中学校・高等学校同様に新学期ともなれば長も変わるだろう。
ふと思った。大学の学長ってどのくらいの任期なのだろうかと。
文部科学省「大学のガバナンス改革の推進について」(審議まとめ)
(平成26年2月12日 大学分科会)
を見ると
と書いてある。
私立大学には法律上の規定はないが、国公立大学には「2年以上6年を超えない範囲」という規定があるとのことだ。
今回は国立大学に絞って、各大学の学長任期について調べてみた。
まず、日本の大学の数についてはこれまで
「大学はどの程度増えているのか」
「大学はいつ増えたのか、そしてこれからは」
「公立大学は増えているのか?」
で触れてきた。
2023年度(令和5年度)に設置されている国立大学の数が86となっている。
国立大学の学長の任期は?
全86大学の学長名及び”現在の期の任期始め”と”現在の期の任期終わり”と”任期の年数”を、文部科学省のホームページと各大学のホームページを確認したのが下記の表。
任期年数は?
任期年数は
1年:2大学
2年:16大学
3年:12大学
4年:34大学
5年:2大学
6年:20大学
とばらばらで、統一感はないが、2年・4年・6年が比較的多い。
2年はさすがに短いのではと思って調べてみると、
1期目4年、2期目2年という大学が一定数あった。
このことは、今後改めて詳しく触れたい。
任期開始日は?
任期開始日は4月1日が86大学中72大学と圧倒的。
10月1日が10大学が次に多い。
一橋大学・政策研究大学院大学は9月1日、新潟大学は2月1日となっている。
イレギュラーは大阪大学で8月26日となっている。
ただし、政策研究大学院大学・大阪大学は現任期の満了日が3月31日となっており、次期は4月1日開始となる予定である。
次回以降では、在任期間も併せて確認していきたい。