第一回・猫がかわいいのは当たり前?
皆さんこんにちは。
今月より毎月一回ずつ獣医師が書いた猫・犬の豆知識についてのコラムを配信いたします。
お時間がある際にご拝読頂けたら幸いです。
さて第1回の今月の猫の豆知識は猫のかわいさについてです。
思わず見惚れる美しい瞳、モフモフの口元、一生触れていたいプニプニの肉球
猫がかわいいのか、かわいいものを猫と言うのか
かつて神は言ったそうです
「この世の全てのかわいいを集めたら猫になっちゃった」と(嘘)
もはや人智を超えた存在、人類の謎?と言っても過言では無いかも知れません。
実はこの人類の謎を真剣に研究した学者がいるのをご存知ですか?
オーストリアの動物行動学者で医師でもあるコンラート・ローレンツ氏です。
ローレンツ氏は、動物や人間の赤ちゃんに共通した見た目の特徴を「ベビースキーマ」と名づけ、この特徴により私たち哺乳類は、猫や赤ちゃんを「かわいい」と本能的に感じると提唱しました。
その特徴とは:
体に対して頭が大きい
目が大きく丸く顔の中央低めの位置にある
輪郭がふっくら丸い
手足が短くぎこちない
などです。
どれも納得してしまいます。
昔、オオカミが人間の赤ちゃんを育てて世界が驚愕した事がありましたが、それはこの本能からくるものだったんですね。
よって猫がかわいいのは当然なのです。
最後までご拝読頂きありがとうございます。
それではまたお会いしましょう!
(獣医師・野田)