家庭菜園1年経っての学び その2~失敗から学びばかり、ディープだ
先週に続いて、今日(7/4(土))ほぼ家庭菜園デーとなりました。週末やりたいことが平日に溜まって、まとめてやると丸1日近くかかってしまう。ということで、先週に続き、本題の前に今日やったことから。ハイドロカルチャー化がメインとなります。
本題の前に今日の一日~ハイドロカルチャー化~
先週、室内用観葉植物ガジュマルを買いました。記事はこちらです。
買ってから観葉植物用の土がないことに気づき、調べた所、専用で水はけの良い粒状の土がある。日曜雨で行けなかったので、ネットで注文。また、水耕栽培の液肥は液体のハイポネックスではなく、専用のミネラル等が入ったものが必要とわかり、これもネットで合わせて注文。
育て方をネットでリサーチしているうちに、観葉植物はハイドロカルチャーで育てたくなった。室内だと虫がわかないからよいとのことだ。以前椿の苗を育てようとして虫が随分購入した培養土から出たようなので、管理もしやすいハイドロカルチャーで行こうと。リサーチしたところ、根腐れ防止用の珪酸塩白土が必要とのことで今日も買い物から。
購入したのは、珪酸塩白土(ミリオンA)、水位計、苗育成に失敗して、リベンジのためのスイートコーンの種、そのための種まき用の土、水耕栽培用肥料の粉末、観葉植物サンスベリア(衝動買い!)だ。サンスベリアはマイナスイオンで空気を浄化してくれるとの触れ込み(NASAが研究で実験した植物の1つ)で前から探していたら、ミカドという細長い可愛らしいのが見つかり、持ち帰り。
そして、本日の作業は種まきを除いて一通りできた。
1.妻のベランダのシマトネリコの鉢の大きさアップのため植替え。
下草の蔦が広がって、中々植木が抜けない。蔦を総て取り除いて削り出してようやく抜けた。花・野菜用の土だけと水はけが悪くなると見て、赤玉と鹿沼土をブレンドして植替え完了。想定以上の1時間要した。
2.ガジュマルのハイドロカルチャー化
ハイドロボールを水洗いし、珪酸塩白土を1割入れて、1/3ほどハイドロボールを入れる。鉢の中の水の量が分るように水位計も入れる。ガジュマルの根をほぐしながら、水で綺麗に土を落とす。想像より、1本の幹が長い。
かなり上の方までハイドロボールで満たして、水を入れて完成。自分としては初のハイドロカルチャーで育てる植物だ。
3.サンスベリアのハイドロカルチャー化
結構苦労して、というか時間を掛けてしまった。後で調べたらオアシス苗というスポンジの固めたようなもので形が整えられており、ハイドロカルチャー化のために根を洗うときに取ってしまったのだが、そのままで良かったようだ。
バラバラにしたため、もとの綺麗に整った形を再現できず、スマホで買った時の配置を見ながら試行錯誤。模様を見ても中々どの葉か分らず、入れたガラス瓶も口が小さくてハイドロボールで形を調整しづらかった。これも1時間近くかかってしまった。またやり直すかも知れない。
4.水耕栽培ミニトマトの液体肥料を変える
水耕栽培用に粉末で薄めて使う肥料を買い、2000倍に薄めて入替えた。さて、順調に育ってくれるか?
家庭菜園で学んだこと(続き)
前回の学び、1.水やり3年、2.土のかけ方注意の続きです。
土のかけ過ぎ・盛りすぎでは韓国料理の肉を巻いて食べようと思っていたサンチュが、急に葉が出ず、みるみる枯れるのは悲しかった。
3.土壌の酸性・アルカリ性を調べよ
プランターによって同じ作物でも出来が違う。土しか原因考えられないと土壌の酸性度計測計を買って確認。酸性度高し!やはり違っていたので石灰で調整をする。
4.ニンジンは難しい
芽が出てもちゃんと育つ苗が少なく、しっかり土を深く耕さないと割れたり、多重に出来てしまう。まともなお店でみるようなニンジンはほとんどなく、通常なら出回らないかジュースにされてしまうものばかり。
5.トマト、ナスこれだけ?追肥の失敗か?
トマトもナスも、初めの数個は上手くできたが、その後さっぱり。これだけ?という具合であまり原因が分っていない。プランターで、収穫が終わった後掘ると相当根が張っていたので、追肥が足りなかったのか?
6.スイートコーンの苗から植替えた環境が2週間違っただけで大違い
はじめに植えたスイートコーンの苗(第1陣と呼ぶ)、その後2週間後に同一種類の苗を追加で植えた(第2陣と呼ぶ)。
後に植えた方は、その後天気が悪く10日ぐらい雨が続いたせいで、成長が悪く、幹の太さが全然違う。
そして、収穫した第1陣の甘いこと。あまりに美味しいためか、収穫直前に狸に18本食われてしまった。
そして、第2陣の収穫。実の付きも良くないし、大きさも小さい。甘さも足りず。カラスがつついた後があるが食べた形跡がない。狸、一本も取らず。狸にも取られないほどの差がついてしまうのか。いかに苗のはじめの時期に太陽と温度で育たないといけないかを実感。これで食べて行くって立場だと大変だ。
7.無農薬を目指してアブラムシとの戦い
イチゴやそら豆にはアブラムシがすぐに付く。無農薬を目指して、天然成分由来のスプレーを掛けたが、中々取れない。そら豆は見つけて手でやっつけていたが、運んでくるウイルスにやられてしまったのか、下から2,3鞘でもう出来なくなってしまった。イチゴも初めの数個でもう小さくて食べられないような実しかできず、ワイルドベリーの方が立派に見えるぐらい。
今年はテントウムシを見つけては連れてきて放つことで、イチゴの方はほぼアブラムシゼロで収穫も昨年の倍から3倍はいったと思われる。
8.見えない敵、コガネムシの幼虫やネキリムシ
なんか元気がない、と思いつつ、収穫が終わってからプランターを掘り返すとコガネムシの幼虫が3,4匹いたり、ネキリムシがいたことが原因だったと知る。
9.間引いた上で優秀な選ばれし野菜のみが売られていることを知る
これまでの8項目について、まだまだ1部の失敗ベースでの学びでしかないが、家庭菜園をやって一番思うのは、野菜は高くない、スイートコーン1本100円とか、超安く感じる。農家の皆様、本当に感謝です、大変な苦労で大事に育てていただいたお野菜を、という気持ちにしかならない。
収穫を上げるためには、多く播種し、最終的には1/5程度に間引く。
その中から優秀な、形もよい野菜達が選ばれてお店に並ぶのだ。
小さかったり、形が悪いとバッタバッタと切り捨てられる厳しい世界だが、天候や土壌の違いで大きく変るため、そうすることでやっと安定したものが供給できる。
不揃い、形の悪いものを許容すれば、きっと価格は半分以下になるんだろうなと思うが、そのためには人々のマインドセットが変らないといけない。
10.種まき用土を使わないと肥料やけする
なんで種まき用の土が売っているのかと思いつつ、ちょうど苗栽培用の土が切れていたので花・野菜培養土を使ってスイートコーンの種をまいたところ、発芽したのに葉先が丸くなって8割がたが枯れることに。調べたところ肥料を配合するかどうかの違いで、種まき用は肥料なしか、あっても肥料が弱いそうだ。梅雨の雨にたたられたのもあるが、根は腐ってなかったので、肥料負けだろう。明日、リベンジです。
以上、10項目大失敗ばかりですが、素人考えでやっては全然だめで、すべて過去の経験や科学・植物生理学等々のもとづいた対応が必要で総合的な知識に、時々に応じた判断が必要。勉強になります。だからちゃんと出来た時は嬉しくて、新鮮さにも感激ひとしおです。