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【大学入学共通テスト】これから共通テスト・英語リスニングに挑む人へ
こんにちは。穎才学院講師のAです。今日は、2022年1月16日に実施された〈令和4年度大学入学共通テスト(本試験)〉の英語リスニングの解説を行います。さらに、これから共通テストを受ける受験生に向けての勉強法についても解説していきます。
総評
問題自体の難易度や問題数は第一回からほぼ変化していません。しかし、スピーカーとしてアメリカ英語やイギリス英語だけではなく、さまざまな国の英語話者が採用されているため、聞き取りにくい場合もあったように思われます。
また、大問ごとに読まれる音声の回数が異なるので、音声を聞く前にチェックするようにしましょう。
各問解説
第1問(音声:各小問で2回再生)
[A] (4題)
読み上げられる1〜2文から情報を抽出し、それに最もよく合っている文からなる選択肢を選びます。数秒で終わる文章なので、先読みせずとも選択肢を絞ることができます。
[B] (3題)
[A]と同様に読み上げられる文章は短いです。しかし、選択肢が文ではなくイラストになっていることに注意です。
第2問(4題、音声:各小問で2回再生)
聞き取る会話文をもとに選択肢から内容に適したイラストを選択します。第1問に比べて文章が多少長くなっているものの、冷静に情報を取捨できれば問題ないでしょう。問題用紙にそれぞれの会話の場面が日本語で記されているので、そちらをヒントにすることも重要です。
第3問(4題、音声:各小問で1回再生)
1文からなる選択肢を選びます。音声自体の長さや速度は第2問からほぼ変化していません。しかし、特筆すべきは読み上げ回数が1回になっている点でしょう。一度でも聞き逃すと選択に必要な情報が得られなくなってしまうので、気をつけましょう。
第4問(音声:各小問で1回再生)
[A] (2題)
第3問と同様に音声読み上げ回数が1回のみであるだけではなく、文章が長くなっており、注意が必要です。また、この問い以降は「内容にふさわしい(ふさわしくない)選択肢を選ぶ」のではなく、読み上げられる会話や文章を時系列や種類ごとに自分でまとめ直す必要があります。問題文の冒頭で時間が与えられているため、必ずこの時間には選択肢や前提情報をチェックしましょう。
[B] (1題)
注意点は[A]と同じです。一方で、前提知識量が[A]に比べて増加し、メモ・情報比較用の表も与えられています。文章を「聞ける」だけではなく、適宜メモをとりながら情報を整理できるようになることが大事です。
第5問(1題、音声:1回再生)
大学での講義を聞き、それに対する問い(3問)に答えます。第4問のように問題文・選択肢などを先読みしておくことが大事です。最後の問いは講義自体の内容一致になっているので、講義全体から必要な部分を抜き出して選択肢と照らし合わせましょう。
第6問(音声:1回再生)
[A][B](各1題)
難易度や読まれる文章の長さという点では、第5問よりも解きやすいでしょう。注意すべき点は第5問と同じです。
共通テストを来年度以降に控える高2生・高1生へ
入学試験でリスニングを課す大学(東京大学など)を受験予定で、リスニング対策に力を入れている受験生も以下の内容に目を通していただけたらと思います。
この記事を執筆している講師A自身は、リスニングで大事なのは継続と実践だと感じています。継続とは少ない時間でも毎日コツコツと繰り返すことで、実践とは「ただ聞く」だけではなく、音読したりスクリプトを音声に合わせて書き出したりすることです。講師A自身はこの2つを意識することで実力を伸ばし、大学に合格できたと考えています。以下で勉強法について記していきます。
おすすめの勉強法は、高3の最後の定期テストまでは学校の英語の授業で扱う長文(CD付き)を毎日通学前に音読し、3日に一回程度その書き取りをすることです。このようにすることで、入試のリスニング対策だけではなく、長文の内容への理解も深まり、定期テストの対策にもなります。特に、音読によって聞き取れていない単語や熟語がはっきりするので、自分ができない部分の把握がしやすいです。受験直前も共通テストやセンター試験の過去問で同じことを繰り返しましょう。
入試でリスニングが課される場合も同じことを行いますが、可能であれば音声の速度をあげて行いましょう。特にスピーカーから音声が流れる場合、音が聞き取りにくいこともあるので、自分に負荷をかけて当日余裕を持てるようにしましょう。
1日でも空くと感覚が鈍ってしまうので、必ず毎日行なってください。
以上を参考にしてリスニング対策を頑張ってください。継続は力なりです。
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