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タイに来て7年、日本への本帰国を決意

ゆる~く働きたいという歪んだ願望が動機となってタイに来て早7年、妻とも話し合い日本へ帰ろうか(行こうか)ということになりました。

一番の理由は子供の教育です。こちらに来てタイ人の妻との間に子供ができ、今は日系の幼稚園で日本語メインで毎日を過ごしていますが、小学校どうしようかという話になった時、妻はどうもタイの学校には入れたくないようで、インターナショナルスクールや日本人学校を希望していました。

インターの授業料は年間30~40万バーツ(120~160万円)が相場で、どんなに安いところでも20万バーツ(80万円)が限度です。日本人学校は初年度が入学金と合わせて30万バーツ(120万円)ほどで、どちらも日本の私立大学並みに高額です。この時点で却下でした。

それなら日本の教育をタイよりも安く受けられる日本に住んだ方がいいねという結論に達しました。

自分としてはタイの教育でも全然問題ないと思ってたのですが、しかし言葉の問題があります。もしタイでタイの学校に入れたら確実に日本語は片言レベルしか習得できないでしょう。そうなると父親としてはちょっと困ります。子供のためとかではなく、僕の唯一の日本語ネイティブの話し相手として、子供には日本語を習得して欲しいと思いました。(完全な親のエゴ)

ちなみに日タイ夫婦で夫婦の会話が英語の場合は、子供も英語重視の教育を受けさせることが多いみたいですが、うちの場合は夫婦の会話は日本語です。実用性よりも、家族のコミュニケーションを重視したので、日本語かタイ語教育という2つの選択肢しか最初からありませんでした。

あと、タイに7年住んでみて、日本もタイも良い点と悪い点それぞれありますが、自分の中で大きかったのは運動できる環境の違いです。タイは公園の絶対数が少なく、またボール遊びは禁止されていたり、そもそも常に暑いので外で運動するのに適していないのです。

自分は日本に住んでいた頃は真夏以外は定期的にジョギングをしていましたし、子供の頃は公園で友達と野球やサッカー、ドッジボールをしたりしていたこともあり、子供にも同じ経験をさせてあげたかったのです。

父親である自分が走るの大好き、球技大好きなので、タイの暑すぎて走れなかったり(朝、夕方限定でなんとか走れる気温)、ボール遊びができない環境に疑問を感じるようになりました。


今のところは日本に帰るにあたり、楽しみよりも不安の方が大きいです。日本社会に適合できずに逃げてきたようなものなので。

また、タイにいて飛び込んでくる日本のニュースは大抵が、少子化で将来性がないとか、経済が停滞してこのままだと後進国になる、というようなネガティブなものばかりです。そんな中で、希望を持って帰国するとういのはなかなか難しいことではあるのですが、日本人としてのアイデンティティは時に武器にもなるので(特にタイでは)、子供にとっても将来何かの役に立てばいいなと思ってます。


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