見出し画像

月の光

 歴史上もっとも有名の音楽家の一人ベートーベン
「月光」という曲を書いています。この月光をドビッシーが編曲していたら?想像するだけでちょっと面白そうです。
 私は楽器の演奏や編曲がまったくできないのでテキストにしてみました。


原曲 
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン ピアノソナタ第14番「月光」

登場人物
子ども

ある日
ある時
ある所
一艘(いっそう)の小舟がゆっくりと進んでいます
波が来るたびにゆらゆらと
小舟には子どもも乗っています
空を見上げる子ども
夜空は曇っていてお月様は隠れています
「そのうち見えるかなあ」
「輝いているお星さまもあるもの」
雲が途切れたのかお月様が顔を出し始めました
「あのお月様におかあさんがきっといるはず」
お月様を見つめている子ども
「おかあさん」
子どもは思わず声がでました。
「私の声は届くかなあ」
「ここからじゃ遠いもの」
「もっと高いところに行かなきゃ」
しばらくするとお月様はまた隠れてしまいました
「明日の朝はおばあちゃんと山に登るの」
子どもはおばあちゃんのところに行こうとしていたのです
やがて小さな港が見えてきました
「あっ、おばあちゃんだ」
子どもは力いっぱい大きく手を振りました
夜空に再び現れたお月様


これでドビッシー風で即興演奏したら面白そう

#ミニストーリー
#ミニ戯曲
#ミュージックサァカス



ミニ戯曲
ミッションインエントランス

ミニ戯曲
不要不急


いいなと思ったら応援しよう!