『ターナー日記』の邦訳⑧第十四章~第十五章
第十四章
1993年3月24日。この日、俺は誓いを破った罪によって裁判にかけられた――"騎士団"のメンバーが犯しうる罪のなかでもっとも深刻な違反によって。それは身をえぐられるような体験だったが、それが来ることはわかっていたので、乗り越えたことにおおいなる安堵をおぼえた。結果がどうであれ。
独房で過ごしていたあいだはずっと、問いに苦しめられていた。捕らえられる前に自殺するのに失敗したので、俺は"騎士団"にたいする自分の誓いを破ったのか? 自分の行動に後ろめたいことはなく、敵