Ein🔞

Ein(アイン)と申します。 たまに小説書いたりして、pixivに投稿しています。 ここには小説の種や自分の考えをメモ書き程度に書いていきたいと考えています。

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マガジン

  • yurika様の恋奴隷の妄想

    yurika様に調教されたり、yurika様と恋奴隷の日常の妄想を垂れ流し。

最近の記事

貴女を知って。僕を知って。

……。 ……。 ねえ。 そんな目でずっと見られていると集中できないんですけど。 なんです? どうせ、「手を繋いでください」とか、 「匂いを嗅がせてください」とか。 そんなことを思っていたんでしょう? いや、そんなよく分かりましたねみたいな顔をされても。 いつもそればかりじゃないですか。 え? 嫌ですよ。 せっかくのお休みなんですから。

    • 何度も色を重ねて

      花火、綺麗ですね。 どぉん、どぉんって、身体に響く音が良いですよね。 今日は連れてきてくれて、ありがとうございます。 こんなところから、あんなに綺麗に見えるなんて。 へぇ。 穴場スポットなんですね。 だから、私達以外に人がいないんだ。 頑張って探してくれたんですか? いつもありがとうございますね。 ん? ふふ♥ ちゃんと花火見てますか?

      • あなたは何処にいますか?

        もしもし? うん、yurikaです。 待ち合わせ時間にはまだ早いですけど、 わんこのことだから、もう着いていると思って。 ふふ♥ やっぱり。 それで、今どこにいますか? 改札の前? さっき見て回ったんですが、 見つからなかったんですよね。 北口の方で合っていますよね? ふぅ。 休日は人が多くて分からないですね。 探すのも大変です。

        • 誰のモノ?

          ん? どうしたんですか? ふ♥ その顔、とっても情けなくて、好き♥ え? 傘、失くしちゃったんですか? ふぅん。 私が買ってあげた、私とお揃いの傘。 失くしちゃったんですね。 へぇ。 そうなんだ。 ふぅん。 もう、要らなくなっちゃったんだ。 私が、あなたのことを想いながら、選んだのに。 私の想い、要らなくなっちゃったんですね。 じゃあ。 私も。 お前のこと、ぽいっ、てしてもいいですよね?

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        • yurika様の恋奴隷の妄想
          11本

        記事

          美しい穢れと醜くなった尊厳【前編】

           駅に電車が到着してからしばらくして、聳え立つ様々なオフィスビルと駅が線で結ばれる。それは、満員電車から雪崩れた人達が各々の職場に向けて列をなして歩いてできる線である。  朝の通勤ラッシュ。  その線をなす一人として、僕も自分の職場へと歩いていく。  今朝テレビで見た天気予報によれば、今日はこの冬一番の寒さだそうだ。ぎゅうぎゅう詰めの満員電車で温められた体も直ぐに冷えてしまい、コートを着てきたにも関わらず肌寒い。  こんな日は会社が推し進めているリモートワークにするのが正解な

          美しい穢れと醜くなった尊厳【前編】

          白濁とした恋慕【後編】

           ピンポーン、と玄関のチャイムが鳴った。  すぐさま僕は立ち上がる。待ち続けて痺れた足のまま、玄関の鍵を開けた。 「ただいま」 「っ……おかえりなさい、yurika様」  やっと会えた。  やっと聞けた。  人生で一番と言ってもいいほど長かった一週間ぶりのyurika様。  端正なお顔から美しい脚まで、上から下まで眺めて、yurika様が帰ってきたことを実感する。 「あの、そこに立たれてると邪魔なんですけど」 「も、申し訳ございません……あ、お荷物、お持ちします」 「う

          白濁とした恋慕【後編】

          白濁とした恋慕【前編】

           金曜日の夕方というのは、多くの人にとって一週間の中で一番開放感に満ち溢れた時なのではないだろうか。  平日の五日間、毎日朝早く起きて、夕方まで、夜まで働いて、待ち望んだ休日がすぐそこにあるのだから、それは当然のことだと思う。職場では、「いつものところに飲みに行こう」や「お店予約してあるので、早く行きましょう」といったような声が聞こえてくる。今日の仕事中に、僕も何度か飲み会に誘われたのだが、僕はそのお誘いを全て断って、定時の鐘と同時に会社を後にした。 「来週の金曜日まで出張

          白濁とした恋慕【前編】

          掌の上にある幸せ

          恥ずかしい。 口開けて寝てたみたい。 枕カバー、私の唾液で湿っちゃってる。 ねえ。 これ、洗っといてもらっていいですか? うん。 洗濯機に入れて、回してくれたらそれでいいから。 じゃあ私、仕事行ってきますね。 帰ってきたときにちゃんと綺麗になってれば。 何しても、いいですよ。 ただいま。 おい……何してんだよマゾ。 私の枕カバーを顔に押し付けながら、何してんだって聞いてるんだけど。 は? 何でこんな早く帰ってきたのか? 質問してるの私なんですけど

          掌の上にある幸せ

          呼吸を染めて

           yurika様のモノにして頂いてから、僕の全てがyurika様の所有物になり、僕の全てをyurika様のために使うようになった。  一週間の仕事を終えた金曜日の夜、yurika様のお家に伺って、掃除や料理といった家事をさせて頂いたり、暇潰しやストレス発散の玩具にして頂いたりと、恋奴隷としてyurika様に尽くす日々を送っていた。  yurika様に通帳もクレジットカードの番号も委ねているが、yurika様が僕のお金を使うことはなく、ただyurika様に管理されているだけのよ

          呼吸を染めて

          いつか始まる物語のプロローグ

           駅に電車が到着してからしばらくして、聳え立つ様々なオフィスビルと駅が線で結ばれる。それは、満員電車から雪崩れた人達が、各々の職場に向けて列をなして歩いてできる線である。  朝の通勤ラッシュ。  その線をなす一人として、僕も自分の職場へと歩いていく。  今朝、テレビで見た天気予報によれば、今日はこの冬一番の寒さだそうだ。ぎゅうぎゅう詰めの満員電車で温められた体も直ぐに冷えてしまい、コートを着てきたにも関わらず肌寒い。  こんな日は、会社が推し進めようとしているリモートワークに

          いつか始まる物語のプロローグ

          心の首輪

           yurika様が読書をされている静寂な空間。  その中で、僕は服を全て脱いだ状態で、yurika様が座られているソファーの足下で正座している。  首には黒い革製の首輪が取り付けられており、yurika様の左手と首輪が鎖で繋がれていた。  本を捲る音。時計が時を刻む音。外から聞こえる鳥の鳴き声。  yurika様と同じ空間で、ゆっくりと時間が進んでいく。  不意に、ぐっ、と鎖が一回引っ張られた。    yurika様に躾けて頂いた「扱け」の合図。    僕は無言の命令に、従順

          心の首輪

          好きなもの

          小さい頃からずっと好きなものって何ですか? 私は、コーンスープと毛布です。 好きな食べ物は? とか 好きなものは? と聞かれたら別のものを答える気がしますが、 小さい頃から好きなものは? と聞かれたら、そう答えると思います。 何でそれが好きなのか。 あまり考えたことがなかったので、 今回は毛布が好きな理由について、 自己分析しながら書いていきたいと思います。 毛布。 柔らかくて、温かい。 フワフワとした生地が心地良い。 そんなイメージがあります。 力を抜

          好きなもの

          『恋奴隷』と『趣味嗜好』

           趣味嗜好。  それは、個人が好きなこと。好んで行うことがらを指します。  付き合っている彼氏彼女が相手の趣味嗜好に似ていくということがあると思います。  例えば、食事の傾向です。  付き合う前はあまり食べなかったけれど、相手が好んで食べていることで、自身も食べる頻度が高くなり、いつの間にか好んで食べているなんてことはないでしょうか。  何故似ていくのか。  それは、相手のことを想い合い、より相手の心に寄り添いたいと想うことで似ていくのだと私は考えます。  片想いでは

          『恋奴隷』と『趣味嗜好』