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#文学フリマで売った本

文学フリマ香川からまる一週間が経ちました。時の経つのはあまりに早い。
ご同意いただけることと存じます。

 タイトル画像は文学フリマ香川で買った本であります。BOOK遍路をつくる会さんのブースで大人買いしてしまいました。ありがとうございます。
 どれもおもしろいし、素敵だし、センスが良い、価格も手頃。
 爆買神! ってやりたかったのですが、総額1700円也。
 ご同意いただけることと存じます。

 ほんとうは、事前にもっとチェックしていたブースもありましたし、目移りするように「おおおお」となった近隣のブース様もありました。
 なのに、体力。
 ほんの先日、Gogo、昔だったら定年だ、の一節をこころに歌った我が身であります。
 もっとじっくり見たかったし、買いたかった。爆買神、もっと降臨してもよかったんです。予算は確保してありましたし。

 でもね、前の晩に、遠足前日の子どもかッ、ってくらい眠れなくて、睡眠不足に興奮マックス。明けて本イベント開催以降、あとは消耗が寄せてくるだけ、なのが世の常、フィジカルの制約なのです。
 買い物するために費やすエネルギーって、かなりのものです。ご同意いただける向きも多いと思います。身ふたつ、みっつ、欲しかった。
 買うなら買うで、買う専に徹していれば!
 ではないでしょうか。心ゆくまで買いあさりたい。

 余計な情報なのですが、この春から社会人の姪が高松郊外におりまして、誘ったらちゃんと来てくれました。文学フリマ香川@高松シンボルタワー。
 かわいいですよ。
「楽しかったよ〜。誘ってくれてありがとう」
なんて言うてくれるのですもの。香川県錆部さまのブースで何やら熱心に物色しておりました。心ゆくまで買えよ、我が姪。
 思わず袖の下でお小遣いを渡してしまいます。社会人になってんのに。
 わたしにかまうな、先にゆけ、使い切れ……

 さて、ここからが本題の、#文学フリマで売った本、参ります。
 初参加にして初制作同人誌『皿鉢文学 初』A5、44ページ、頑張った。

皿鉢(さわち)文学、なんぞそれ?

「ドンジャラとお菓子やさんと魔法」
   うずまき舎 村上千世(むらかみちよ)
「日々の俳句」
   葉幹(ようかん)
「附帯の一句」
   三貴子(みきこ)
「あかんかんかん」
   エイモリミキコ
「妖精の食べ物」
   ひろえもん

というラインナップでお送りしました。

 作っておいてなんですが、部数も少なく小規模なこともあり、まさかそんなに感想を寄せていただけるとは思っておらず。
 著者どのの親族、友人の方から寄せてもらえる、ありがたい。
 知り合いの、地元高知の文学活動関係者から封書が郵送されてくる。
ええっ。
 一作ごとに感想を書いておられ、また、知ってはおりましたが、褒め上手。ああああありがたい。

 そして、ついに。
 名うての読み手である本屋さんからSNSに感想投稿が。ががが。
 高松は、知る人ぞ知る、なタ書さん。タイトル画像の『FULL本屋』(赤目キクヤ著)で見事に紹介されておられる、レベル妖怪↑の有名(古)書店主さんです。
 文学フリマ香川で入手された冊子を読了するごとに、画像とともに感想を上げておられていたので、そのうち?  と身構えてはおったのです。まあでも、香川中心やろしな、高知なんか……わああああ

 ありがとうございます。この、わずかに揶揄感を混ぜた褒め、軽妙ですよね。つられて「いいね」をつけちゃった方々、もっとつられてこちらへどうぞ。

 こちらは著者としてご寄稿もいただいた、高知のお山の本屋さん、うずまき舎さんです。こちらも読み手としてはごまかしが利かぬお方。好みも相当ございますのを存じております。
 実は、ご寄稿いただいたものの、全体としてお気に召さぬ出来上がりであったらば、いや仕方ない、主宰・わたくしの力量を出せるだけ出しての初の到達点である。お皿鉢〜、しかもぷち〜。(サークル名;皿鉢文学(ぷち)@高知)
 肚をくくっておりました。
 嘘がないですから。どれほど安堵したことか。

 以上、ふたつ書店主からのコメントにより、「文学フリマで売った本」すなわち、「文学フリマのために作った本」には、ひと区切りがついたと言えます。

 おかげでここまで高調子がもちました。
 つけ足しとなりますが、「〇〇するなら、世界の残虐に加担している」のではないですね。誰もが生きてゆく以上はものを食らう、生命が生命を食らうという世界の残虐に、加担せぬものは誰ひとりとしておりません。

エイモリミキコ拝 


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