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「優しい日本語 英語にできない「おかげさま」のこころ」 清ルミ 著


 ちなみにブックオフで入手した中古本です。

英語に訳せないか、訳せたとしてもニュアンスまで伝えきれない表現が多い日本語。
ニュアンスまで伝えきれないのは、助け合いの文化、言わなくても察する事が出来る文化、相手に配慮をする文化、武士道の文化、恥の文化などが反映されている表現が意外に多いからなのですね。
そのような表現を中心に解説している本が「優しい日本語 英語にできない「おかげさま」のこころ」。

日本語に潜んだ「心」、そして日本人にとって英語が難しいと感じる理由や外国人にとって日本語が難しいと感じる理由も垣間見る事が出来ます。

文化とは個の集まりである集団が長い期間をかけて培ってきたものであるとすれば、言語とはその文化の中で生きている集団が概念・感情・物などを言語化したもの。

そう考えると言語と文化は相互的に影響し合っているのですね。
言語は奥深いと感じさせる一冊でした。


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