~古都奈良の文化財~【世界遺産を色んな角度で見てみよう⑲】
こんにちは!永高の中学受験部屋です。第19回の世界遺産シリーズ、頑張っていきましょう💪
世界遺産記事のマガジン連載はこちらからご覧ください。
今日ご紹介する日本の世界遺産は「古都奈良の文化財」です。
1998年に文化遺産として登録されました。
まずは場所から
世界遺産「古都奈良の文化財」を構成する8つの遺産は奈良県奈良市にあります!
世界遺産登録理由
①奈良時代の木造建築技術が文化・芸術的に高い水準にあった点
②自然崇拝に基づく日本の宗教観を示している点
③律令体制といった日本の社会・政治体制の確立過程を伝えている点
といったものが評価され登録されました
注目遺産
古都奈良の文化財の中で、特に中学受験において重要な3つの文化財について紹介します。
①東大寺
8世紀前半は政治的にも不安定な中、飢饉や疫病が広がっていました。
そこで聖武天皇は仏教の力で国家の安定を試み、大仏造立の詔(みことのり)をだして、東大寺に大仏を建立させました。(有名な奈良の大仏ですね!)
また、東大寺には聖武天皇ゆかりの品を収めていた校倉造り(あぜくらづくり)の正倉院正倉があります!
宮内庁HPより引用
東京国立博物館HPより引用
上の写真は、漆胡瓶(しっこへい)と呼ばれる水瓶で、ササン朝ペルシャ(現在のイランにあった国)を源流としていて、シルクロードを経て日本に伝来した貴重な文化財となっています。
②平城京跡
710年、元明天皇が律令制にもとづいた政治をおこなう中心地として、それまでの都だった藤原京から、唐の長安をモデルとした平城京に遷都しました
平城京跡歴史公園HPより引用
碁盤の目状に道路が走り、整然とした区画整理がなされている。
朱雀大路を挟んで東側が左京、西側が右京となっています。
直感的には逆な気がしますが、これは中国の「天子南面す」(皇帝は南を向いて政治をするのがよい)という慣行に基づき、南を向いている天皇からみて、右にあるか左にあるかで右京左京が決められているからです。
③唐招提寺
失明するなど度重なる失敗を乗り越えて日本に来日した唐の高僧である鑑真が修行の道場として開いたのが唐招提寺です!
当時日本には「受戒」という僧侶になるのに必要な儀式をできるお坊さんがいなかったので、鑑真は何回も失敗しながらも日本にやってきました。
終わりに
いかがだったでしょうか
かつての日本の都に相応しく、日本の歴史を代表するような文化財が多くありましたね!
サムネイルにもあるように奈良公園にはたくさんの鹿がいて、鹿せんべいをあげることもできます。
ちなみに僕の好きな動物ベスト3は
1位ペンギン🐧
2位フクロウ🦉
3位鹿🦌
です!!