🔥中学受験頻出🔥【時事問題】今のうちにノーベル賞について詳しくなろう🙆‍♀️

こんにちは！永高の中学受験部屋です！

今回から【時事問題】シリーズを書いていきます◎

まず最初はノーベル賞に関してです👥

10月4日から11日にかけて、2021年のノーベル賞受賞者が発表されます。

5日には、真鍋淑郎(まなべしゅくろう)さんがノーベル物理学賞の受賞者に選ばれました。

この機会に、ノーベル賞について押さえておきたいポイントと、今回の受賞のポイントについて確認してみましょう！

ノーベル賞とは？

ノーベル賞は、スウェーデンの発明家でダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言に基づいて作られた賞です。
ノーベルの死後、1900年にノーベル財団が設立され、翌年から授賞が始まりました。120年もの歴史がある賞です。

遺言によって、物理学賞、化学賞、医学・生理学賞、文学賞、平和賞の５つが設けられ、そして後に経済学賞が加わりました。
この６つの分野について「人類にもっとも大きな貢献をした人」に毎年、賞が贈られます。

授賞式はノーベルの命日である12月10日に、平和賞を除く5部門はスウェーデンのストックホルム、平和賞はノルウェーのオスロで行われます。

覚えておきたいノーベル賞受賞者

押さえておきたい各賞の受賞者(以下、敬称略)をまとめてみました。

【物理学賞】
湯川秀樹(1949)：日本人初の受賞者。中間子の存在を予測。
朝永振一郎(1965)
レントゲン(1901)：第1回の受賞者。エックス線を発見。

【化学賞】
吉野彰(2019)：リチウムイオン電池を開発

【医学・生理学賞】
山中伸弥(2012)：iPS細胞の作製に成功

【文学賞】
川端康成(1968)：代表作は『伊豆の踊子』『雪国』など
大江健三郎(1994)
カズオ・イシグロ(2017)：イギリスの小説家

【平和賞】
佐藤栄作(1974)：総理大臣として日韓国交正常化や沖縄返還を実現。非核三原則を提唱。
バラク・オバマ(2009)

【経済学賞】
日本人受賞者はなし

ノーベル物理学賞　真鍋さん

2021年のノーベル物理学賞の受賞者には真鍋淑郎さん（90）が選ばれました。
ノーベル賞の選考委員会は、真鍋さんの受賞理由について「現代の気候の研究の基礎となった」としています。

真鍋さんは今から50年以上前に「二酸化炭素が増えれば地球の気温が上昇し、地球温暖化につながる」ということを世界に先駆けて発表し、研究成果は「地球温暖化」の研究や、私たちの暮らしに身近な「長期予報」に生かされています。

【地球温暖化】
真鍋さんは、地表面が太陽から受け取るエネルギーから、宇宙に逃げていくエネルギーを差し引いた「放射収支」と、空気や水蒸気が互いにどう影響し合うか、世界で初めて解明したとされます。

1960年当時、真鍋さんはアメリカの気象局で、温室効果ガスが増えたら気候がどうなるかという温暖化問題に取り組んでいました。
地球の気候は、大気と海、そして陸地の間で熱や水蒸気がやりとりされ、次々と変化が起きる非常に複雑な現象ですが、真鍋さんは、複雑な関係を数式化して、世界で初めて大型コンピュータを使って予測したのです。

【長期予報】
真鍋さんが先頭に立って開発に取り組んできたのは、気温や水蒸気の状況といった「大気の状態」と、海流や海水温の変化などの「海洋の状態」の相互の影響を考慮したうえで今後を予測する「大気海洋結合モデル」と呼ばれるものです。

例えば、10月から12月にかけての3か月予報では赤道に近い、太平洋の中部や東部の海域では平年より海水温が低い状態が続くと予想されていますが、東寄りの風が吹いていることが影響していて、「大気海洋結合モデル」が無ければ予報できない現象だといいます。

終わりに

いかがだったでしょうか？
真鍋さんについても、以前のノーベル賞受賞者についても詳しくなれたでしょうか？？

今日から定期的に中学受験頻出の【時事問題】の記事を書いていくので更新をお楽しみに◎