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〜百舌鳥・古市古墳群〜【世界遺産を色んな角度で見てみよう㉒】

こんにちは!永高の中学受験部屋です。
第23回ですね
ラストスパート頑張っていきましょう!!

世界遺産記事のマガジン連載はこちらからご覧ください。

今日ご紹介する日本の世界遺産は「百舌鳥・古市古墳群」です。
2019年に文化遺産として登録されています。

まずは場所から

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百舌鳥・古市古墳群は大阪府堺市・羽曳野市・藤井寺市にある49基の古墳ののことを指します。
大阪府初の世界遺産となっています。

登録理由

①古墳時代の文化の実証である点
社会階層の違いを示唆する高度に体系だった葬送文化が存在し、古墳築造が社会の秩序を表現していたことがわかります

②土製モニュメントとして高いレベルである点
古墳は、葬送儀礼の舞台としてもデザインされ、葺石(ふきいし)と埴輪(はにわ)で装飾され、幾何学を伴う高度な建築計画と技術をもって築造されています

といった点が評価され世界遺産に登録されました!

大仙古墳(大山古墳)について

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百舌鳥・古市古墳群の中で一番有名なのが大仙古墳でしょう。
日本で一番大きい古墳として有名で、かつては「仁徳天皇陵」と呼ばれていましたが、仁徳天皇のお墓かどうか確定ではないということで、堺市堺区大仙町という古墳の所在地から大仙古墳と呼ばれることが多くなりました!

この鍵穴のような形の古墳を前方後円墳と言います!

古墳時代の覚えておきたい知識

古墳時代は、歴史学習の本格的なスタート感ありますよね🤓
しっかりと知識を覚えていきましょう💪

ヤマト王権の誕生
弥生時代に存在していたクニが徐々にまとまりだし、豪族や国家が生まれていきました。
そんな中、奈良盆地を中心とするあたりにヤマト王権が誕生しました。
大王を中心とした大和政権は4世紀中頃までに多くの地域を支配下に収めました。

ヤマト王権について

氏姓制度
氏(うじ)」と言われる一族のグループの名前と「姓(かばね)」と呼ばれる政権内での豪族の地位をあらわす称号の二つを表す身分制度で、世襲によって政治を行うものが決まることを示しています
大臣の蘇我氏「大連の物部氏」などが有名ですよね(大臣が姓、蘇我氏が氏)
古墳
古墳は、王や有力者の墓で巨大な建造物によって自分の権力の大きさを示していたとされています。
古墳からは埴輪をはじめとする副葬品が出土しています

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中国・韓国との交流も行われ、渡来人と呼ばれる朝鮮半島から日本に移り住んだ人から大陸の文化・技術が日本に伝わっていきます

渡来人から伝わったもの
漢字・儒教
5世紀初めに、百済から漢字で書かれた「論語」が伝わったとされています。
論語は孔子に関する儒教の書物で、日本の文化に大きな影響を与えました。
仏教
6世紀に、百済から仏教が伝来しました。
蘇我氏が仏教をあつく信仰して勢力をのばしたと言われています
須恵器
縄文土器や弥生土器に比べ、高温で作られることで丈夫で使いやすい土器とされています
技術
建築や造船などの土木技術、農業技術、鉄器や馬具の制作技術に加えて、養蚕と機織りの技術が伝わったことで生活水準が上がったことは覚えておきましょう

終わりに

いかがだったでしょうか
8月も終わりに近づき、2学期が近づいてきましたね!

筆者としてもこの世界遺産シリーズを通じて、知識の整理ができたと感じているので、僕らの記事を参考にしながら自由研究などでまとめてみると、日本の世界遺産マスターになれるはずです👨🏻‍🏫


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