~紀伊山地~【世界遺産を色んな角度で見てみよう⑩】
こんにちは!永高の中学受験部屋です。早くも第10回ですね!
世界遺産記事のマガジン連載はこちらからご覧ください。
今日ご紹介する日本の世界遺産は「紀伊山地の霊場と参詣道」です。
2004年に文化遺産として登録され、2016年に範囲が変更されています。
一度登録された世界遺産が変更されることととてもレアケースです!
場所
「高野山」「熊野三山」「吉野・大峯」の三霊場は三重県・奈良県・和歌山県にまたがる紀伊山地の大自然の中にあります。
なんで登録されたの?
紀伊山地の大自然と3霊場の建造物の一体感と景観が守られていることが評価されて日本初の「文化的景観」の概念が認められました。
紀伊山地を詳しく
「吉野・大峯」は修験道の聖地です。役行者(呪術者のこと)が開いたとされている金峯山寺が根本道場。
吉野山は桜で有名で日本三大桜にも選出されています。
吉水神社は源義経や後醍醐天皇ゆかりの地です。
「熊野三山」は熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称で神仏習合により阿弥陀信仰や浄土信仰と結びつくことで霊場となりました。
「高野山」は日本に真言密教をもたらした空海が開いた金剛峯寺を中心とする霊場で宗教都市となっています。
伊勢神宮に関して
高野山がある三重県には「伊勢神宮」がありますよね。
日本人が選ぶ世界遺産にしたい名所ランキングの上位に食い込んでくる「伊勢神宮」はなぜ世界遺産に選ばれないのでしょう?
公式な理由は明言されていませんが、内宮・外宮をはじめとした125の宮社がある伊勢神宮は 約2000年もの歴史がある内宮では、天照大御神がまつられており、20年に一度、建物や神宝を造り替える式年遷宮が行われます。
そのため登録後に建て替えが出来ないことをなどを理由に世界遺産登録されていないのではないかと言われています。
終わりに
いかがだったでしょうか?今回までに10もの世界遺産を紹介してきました。
皆さんが訪れたことある場所、訪れてみたい場所はあったでしょうか?
そろそろこのシリーズも折り返しです。これからもご愛読の程よろしくお願いします🙇♂️
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