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~屋久島~【世界遺産を色んな角度で見てみよう⑱】


こんにちは!永高の中学受験部屋です。なんともう18回……!!早いですね😮

世界遺産記事のマガジン連載はこちらからご覧ください。

今日ご紹介する日本の世界遺産は「屋久島」です。
1993年に自然遺産として登録されました。

まずは場所から

鹿児島の約130km南の海上に浮かぶ島です。

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なんで登録されたの?

そもそも屋久島は標高1936mを誇る宮之浦岳を中心に1000m級の山が連なる山岳島です。屋久島は年間降水量4400mmに達する多雨地域であることに加え、雄大な景観、特異な地形や黒潮の影響を受けた温暖湿潤気候により植物の垂直分布が見られる点が評価されました。

※垂直分布...気温は高度が100m上がるごとに約0.6度下がるとされています。したがって低地から高地にかけて緯度によって変化する水平分布に対応する植物分布が見られることが多いです。また亜高山帯依も北部は高木がまばらにしか生えることができずこのような地帯を森林限界と言います。


屋久島の凄さ

この島の凄さは、亜熱帯から亜寒帯までの植物が分布することです。
この島は日本列島の北から南までの気候を合わせ持っています。

この屋久島には2000弱の種類を誇る植物が自生しています。さらにヤクザルやヤクシカなどの固有亜種を含む動物の生息が確認されています!

なんといっても一番有名なのは樹齢1000年を超えるスギは屋久杉と呼ばれており、1966年に発見された島最大の屋久杉は縄文杉と名付けられました。

本来スギの樹齢は100年ほどされていますが、屋久島のスギは栄養価の少ない花崗岩の土壌に住むことから樹齢が長くなったとされています。


生物圏保存地域

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あまり聞きなじみのない言葉でしょうか?

UNESCOが1971年にに立ち上げた「人間と生物圏計画」において生態系の保全と持続可能な環境資源の利用の両立を目的として設定される地域のことで、現在日本では10件が登録されています。

屋久島のそのうちの一つです。

ちなみに残りは以下の9つです。

志賀高原
白山
大台ヶ原・大峯山・大杉谷

只見
南アルプス
祖母・傾・大崩
みなかみ
甲武信

種子島

鹿児島の島と言ったら何を思い浮かべるでしょうか?

奄美大島?
種子島?
桜島?


奄美大島の記事はこちらからご覧ください!

先ほど挙げた通り、鹿児島には地理的にも歴史的にも大事な島が多いんです。その中で今回は種子島を取り上げます!

人口は県内では奄美大島に次いで2番目に多く、また、面積は県内では奄美大島、屋久島に次いで3番目に大きい島です。

なんと言っても種子島といえば鉄砲伝来の地ではないでしょうか?

1543年、ポルトガル人が種子島に漂着し、鉄砲(火砲)を伝えたとされる。これは日本の『鉄砲記』という史料が伝えることであるが、ポルトガルの宣教師の記録では1542年のことで、中国にむかうジャンク船だったという。この鉄砲は火縄銃といわれるもので、戦国時代の大名にとって新しい武器として有効だったので、ポルトガル商人から輸入しただけでなく、日本でも作られるようになったが、火薬は輸入に依存していた。鉄砲は急速に普及し、織田信長が1575年の長篠の戦いで武田信玄を破ったときに戦術的に利用されたことは有名。

(世界史の窓より引用)

1543年という年号や長篠の戦いで鉄砲が新たな戦術として使用された事も受験でも頻出です。

「種子島」という漢字も間違えやすいので要注意ですね!「種ヶ島」と書かないように!⚠️

最後に

いかがだったでしょうか?

一度は屋久島に行ってみたいものです。
もしこの記事をご覧になった方で屋久島に訪れたことがある方はコメントしていただけると幸いです。

ここまで 世界遺産に関する記事を18記事書いてきましたが少しでもいいなと思った方がいらっしゃいましたらシェアやコメントしてくださるととても嬉しいです!

また明日の投稿をお楽しみに!

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