【筑駒卒が教える】筑駒の入試・過去問について
おはようございます!永高の中学受験部屋です!
夏休みも終わりに差し掛かり、受験生のみなさんは過去問演習をスタートされる方もいるかもしれません。
というわけで今日は第2弾!
そんなこの時期だからこそ、実際に筑駒を受験したeiから筑駒の入試についてざっくりと解説していきます!
過去問についても大事なことを書くつもりなので、ぜひ最後までご覧ください!!
各教科や各年度についての解説は機会があればやりたいと思っています👨🏻🏫
試験内容について
まずは簡単に。
筑駒の入試は全科目得点が100点満点になっており同じなのです😀
中学受験において算数国語の点数を重めに設定する学校がほとんどの中、筑駒は例外。
全科目満遍なく点数を取らなければなりません🥲
関西の偏差値が高い学校である灘は社会がないなど特殊で3科目さえ解ければ受かりますが、筑駒は4科目とも同じ比重なのでなかなかに辛いです……
ここから言えることとして「得意科目1つでは受からない」と言えることでしょう。
各科目について
全科目100点満点、に加えて全科目試験時間は40分です。
算数
例年、大問4題構成となっており、全て記述式です。
大問1題につき(1)〜(3)の構成になっております、徐々にレベルが上がっていきます。
短い試験時間で、設問の流れを意識して解くべき問題や力技で解ききる問題が多いので、処理能力が鍵となります🗝
記述式なので考え方はきちんと書きましょう。解けた問題は解答欄が埋まってしまうので取捨選択をして書くこと、解けない問題は部分点を狙いに行くために少しでも多く書く努力をしましょう!
国語
なんと言っても国語の特徴は『詩』の出題ではないでしょうか?
ほぼ毎年の出題となっております。
12歳の少年が解くには文学的すぎるものも多く苦戦する受験生が多いでしょう。
加えて漢字もほぼ毎年出ているのですが、漢字テストのように出るのではなく、とある短文を全て漢字で書くという形式が多く見られます。こちらの漢字はさほど難しくはありません。
理科
なんも言っても難度の高いてこの出題が有名だと思います。
他三科目に加えあまり特徴が内容に思いますが、難度の高い計算を伴う問題で差がつきやすく、他の知識は落としては行けないものばかりです。
筑駒の受験において確実に点数を取りに行く科目が理科となっています。
社会
これまたクセが強い。
「適当なもの全て答えましょう」の選択問題が多く、いやらしい事に、解答が1つだったり、本当に全てだったりします
一つ一つの文章を理解し、知識と照らし合わせて解読していく必要があります。
うろ覚えでは絶対に受からず、消去法が使えないので隅から隅まで知識を深めましょう。
教科書の「ここ試験出やすいよ」の知識は常識にした上で、「ここあんまり出ないよ」をいかに覚えるかでしょう。
合格発表について
2/3受験
で
2/5発表
です。
上位校の中で最遅で、他に合格校がないと不安になってしまう日程です。
そのため、併願校は確実に抑えるようにしましょう🙏
過去問演習について
僕の体験から言うと、年内(12月まで)に合格最低点をバンバン出す生徒はほぼ確実に受かります。
ただそんな生徒は稀です。
筑駒の教員が中1によくセリフで「筑駒の入試はもう一度受けたら半分が生徒入れ替わる」というものがあります。
それくらい難度が高く確実に受かる人以外は運要素も大切になってきますので必ず諦めないでください!
かく言う自分も年内に合格最低点を出したことはほぼなく、受かるか半信半疑で受験に臨みましたので、過去問演習は点数も大事ですが時間配分や問題傾向を掴むために取り組んでみてください。
終わりに
いかがだったでしょうか?
10年前の記憶と現在の講師の経験からこの記事を執筆しました✏️
夏休み最後の2日間は、武蔵と筑駒の入試について書いてみました!
世界遺産noteも完成してすべてマガジンでまとまっているので是非読んで見てください!
また2人から言いたいことも以下の記事から読んでいただけるとより一層この記事が伝わるかなと思います。
ありがとうございました!!