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人と比べないこと。
人と比べない。
これは、だいたい自分の中ではできていた。
私は、びっくりするぐらい方向オンチだけど、一人でたどり着けただけでも、自分を褒めてあげられる。
他の人と比べたらまだまだでも、以前の私よりちょっとでも成長していたら、大喜び。私ってスゴイ!と思える。
難しいのは、周りの人に対して。
特に家族。
特に子ども。
特に勉強…(汗)
他の子はよくできるのに、なぜうちの子はできないのか?
となりがち。
うちの娘は、勉強していないわけではない。やらなくていいやんと思っているわけでもない。
まじめにやっている。
ただ、要領が悪い。
どうすれば自分が覚えられるか、のコツをつかめていない。
私は、試行錯誤しながら、娘の思考のクセを指摘したり、勉強時間を増やしてみたり、私も勉強を見てあげたり、いろいろやってみた。
何が効いたかはわからないが、娘なりにちょっと成績が上がった。
周りの子に比べたら、まだまだだけど、以前の娘と比べたら、よくなった。
私は、それを心から喜べた。
元がひどかっただけに、誰と比べることなく、娘の成長を喜んだ。
それができた時、私は、自分の枠や、人の枠を娘にあてずに、
ちゃんと娘の枠をはめて、そこからちょっと飛び出した成長を喜べたと感じた。
周りの人のことも、自分の枠にはめずに、見れている自分に気がついた。
あ、できるようになってる…
そんな自分の成長も喜んだ。
これができるようになってから、
やさしい世界が広がりだした。
以前は、自分の枠を人にあてて、
「どうしてあの人はあんな風なのかしら?」
といつもイライラと、怒っていた。
自分だって、苦手なことがいっぱいあるのに、ちょっと自分の得意な枠を使って、人を批判していた。
今思えば、おかしなことだ。
その人自身を比べないと、何の意味もないのに。
自分自身を見る目も、
人を見る目も、穏やかだ。