日曜の朝に聴きたいドラム楽曲① InterFM897"Breakfast Music Club"#11
2021/06/13 プレイリスト
01 "Weak (Live)" - Gretchen Parlato
02 "Lark’s Tongues in aspic Pt.II"(太陽と戦慄Pt.II) - King Crimson
03 "Soulful" - SOIL&”PIMP”SESSIONS
ドラマーのみどりんさんをゲストに迎えて
誰もが一度は耳にしたことがある楽器のひとつ、ドラム。ドラムが入ると入らないとでは曲の印象が全く変わってしまうほどの存在感をもち、EIKO+ERIKOの音楽にも欠かせない楽器。ずっとこの楽器に着目した企画を待ち望んでいました。今回、あのSOIL&"PIMP"SESSIONS、J.A.Mのドラマーみどりんさんが遊びに来てくださるということで、これを1回におさめるのはもったいない!との思いから、二週連続でドラム特集をお届けします。笑いの絶えない収録を終え、えいこさんは「番組史上特別に深い音楽談義ができた」と振り返りました。番組の放送を聴き逃したかたは、ぜひradikoタイムフリーで聴いてみてください(6/20まで視聴可能)!
01 "Weak (Live)" - Gretchen Parlato
アメリカのジャズシンガーGretchen Parlatoによるアルバム"Live in Nyc"からの一曲。R&BグループSWVによる原曲をRobert Glasperが編曲したこの曲、「アレンジが面白い」という観点から前身番組でもレコーディング音源を取り上げたことがあるえいこさん。この曲が大好きだそうです。今回はライブ版、YouTubeにこのときの映像もあがっていましたので、冒頭のKendrick Scottによるドラムソロに特に注目して聴いてみてください。えいこさんの言葉を借りるとドラムの「わざと空間をあけるようなプレイ」に不思議な心地よさを覚えて、何度も聴き直したくなります。
02 "Lark’s Tongues in aspic Pt.II"(太陽と戦慄Pt.II) - King Crimson
イングランド出身のプログレッシブ・バンドKing Crimsonによるアルバム"Larks' Tongues in Aspic(邦題:"太陽と戦慄")"からの一曲。この曲がOAされた瞬間、リアタイいただいているリスナーさんを代表するようなコメント「まさかの早朝クリムゾン」というツイートを発見しましたが、収録スタジオでもみどりんさんによるこの攻めの選曲にDJ・スタッフ一同シビレておりました。さて、ドラマーBill Brufordに影響を受けたというみどりんさん。どんなところがグッと来たのか?との問いに、「空き缶をカンッと叩いたような、乾いたスネアの音」や「思ったようにプレイしてくれないツンデレなところ」と挙げていただき、なるほど!と手を打ったえいこさんでした。こういったポイントを念頭に改めて彼のドラムプレイを聴くと新たな魅力が見つかりそうですね。
(Spotifyでは見当たらず番組プレイリストには入れられませんでしたが、King Crimson公式YouTubeで音源を見つけたのでリンクを貼っておきます)
03 "Soulful" - SOIL&”PIMP”SESSIONS
みどりんさんがドラマーとしてご活躍されているSOIL&"PIMP"SESSIONSの最新アルバム"THE ESSENCE OF SOIL"からの一曲。バンドとしては初となるこのジャズカヴァーアルバムでは、「メンバーがそれぞれどのようなジャズのルーツを持っているのかを辿る」というコンセプトが掲げられています。みどりんさんのジャズとの出会いは高校生の頃、ジャズが好きだったお父さまの影響で聴き始めたそうです。ちょうど同時期にドラムに興味を持ち始めたり、King Crimsonと出会ったりされていたそうな。今回の収録全体を通して音楽家・ドラマーとしてのみどりんさんのルーツを垣間見ることができたような気がします。"THE ESSENCE OF SOIL"、ぜひ聴いてみてください!ドラム特集、来週に続きます。
"Breakfast Music Club"
InterFM897 "Breakfast Music Club"
毎週日曜日 朝6:00〜6:30 / DJ EIKO
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