これからの時代を作っていく「乾けない世代」って何?
先日夫が『モチベーション革命』を読んで、
「”カワケナイ”世代って知ってる?」と言い出しました
「”カワケナイ”って乾くことがないってこと?」と聞くと、
「そうそう、モノが溢れる時代に生まれてきて無いものがないっていう時代を生きてきた、僕たちの世代のことを”乾けない”世代って言うんだって。」
また世代論。。。
私は平成初期に生まれて、「ゆとり、ゆとり」と年上にバカにされて生きてきたので、世代論はあまり好きではありませんでした。
今の時代の流れは、すごく早くて2、3歳違うだけで「ポケベル」を知らなかったり、10歳違うと「Tu-Ka(ツーカー)」を知らなかったり...
生きてきたバックグランドが全然違います。
それぞれの世代のことを知るためにも、世代論って必要なのかなーと思いはじめたりしています。
『モチベーション革命』の著者は私たちの世代を「乾けない世代」と命名したそうです。
が、「乾けない世代」とはなんでしょう?ちょっと調べてみました。
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もちろん『モチベーション革命』を読めばわかることなのですが、今現在夫が読んでいるので、私なりに独自調査をしました。
今の36歳(1984年、昭和59年)生まれの人より上の人を「乾いている世代」、それより下の人を「乾けない世代」と分類します。
(アメリカでは乾けない世代を「ミレニアル世代」と呼び、就労人口の60%を占めると言われています)
◇「乾いている世代」とは?
まず、比較対象となる「乾いている世代」についてちょっとみてみましょう。
私たちの親世代ということになりますが、その時代の人たちの価値観とは...
お金をたくさん稼ぐこと、広い家に住むこと、いい車を買って乗ること
が良いとされていた世代。欲望への飢餓感と上昇志向をバネに成り上がってきた世代とも言われています。
高度経済成長、バブルを経験し、大量生産、大量消費が良しとされ、やるべきことが社会で定義されていて分かりやすかった時代を生き抜いてきた人たちです。
「達成」や「快楽」をモチベーションとして、時代を切り開いてきました。
若い人たちから見ると、「ギラギラしている」「常識にとらわれている」「楽しくなさそう」と見られてしまいがち。
◇「乾けない世代」とは?
生まれた頃から、テレビがあって、携帯電話があって、パソコンがあって...生活を便利にするツールが何でも揃っていました。
「何かが欲しい」という飢餓感がないと見られてしまいがち。
多様性の時代になり、社会が複雑化。自分がやるべきことが分かり辛く、自分が本当に好きなものを見つけて育んでいかなければならない人たち。
「(やるべきことの)意味」「仲間」「没頭」をモチベーションとしているので、上の世代から見ると「頑張らない」「サボる」「冷めている」と見られがち。
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たしかに、私の上司は「乾いてる世代」で、朝早い時間から夜遅い時間まで研究室にいる人を褒め称えるし、上昇志向が高い人のことが大好き。
仕事第一で生きてきた人なんだなーと感じる今日この頃。
学生さんも、「先生が言っていることはわかるんですけど、僕がやる意味って何ですかね?」と言っていたり...これこそが「乾いてる世代」と「乾けない世代」の違いなんですよね。
仲良くやっていくにはどうしたら良いんでしょう?
世代同士の違いを意識しながら、考えてみようと思います。
それでは、また!
参考文献↓