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『ジャックと豆の木』聞いた娘の意外な反応とは?

娘に語れる童話を増やそうシリーズで、『ジャックと豆の木』の記事を書きました。

あの後『ジャックと豆の木』を娘にお話しして聞かせたところ、4歳の娘なりに考えて反応を返してくれたのでまとめておきます。

4歳の子どもって大人顔負けの感覚を持っていたので驚きました。

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① ジャックが持って返ってきた豆を投げるお母さんはイヤ

ジャックが牛を売りに街に行く途中で、おじいさんに牛と豆を交換することを持ちかけられます。

ジャックは魔法の豆を手に入れて、ウキウキしながら家に帰りますがお母さんは怒って豆を庭に投げてしまいます。

娘は「男の子が持って帰ってきたお豆をぽーいって投げちゃうお母さん、怖くてイヤだよー」とコメント。

確かに自分が親に見て欲しいって思って持って帰ってきたものを、「こんなものいらない!」って言って投げ捨てられてしまうなんて子どもにとっては悲しいですよね。

怒ってしまうお母さんの気持ちもわかってしまうのが親心。

「食べるものを買うためのお金が欲しいから牛を売っておいでと言って街に送り出したのに、お豆を持って帰ってきちゃってお母さんびっくりしちゃったんじゃない?お豆じゃ食べ物買えないし、どうしたら良いんだ?!ってなっちゃったんだと思うよ。でも、怒ってぽーいって投げちゃうのはダメだったよね。」

と、返してみました。

お約束を守ってくれなくて悲しかった親心もわかって欲しいなー。

② 最後にジャックを助けてくれるお母さんは優しい

巨人が追いかけてきてジャックが「お母さん、斧持ってきて!」というシーン。

とっさに斧を取り出して、豆の木をバッサリ切ってくれるお母さん。娘にとってはジャックを助けてくれるヒーローみたいに聞こえたのかもしれません。

娘は「男の子を助けてくれる、お母さんは優しいね。最初はお豆をぽーいって投げちゃってイヤだったけど。」とコメントしてくれました。

子どもに危機が迫っているときに、すぐに行動に移せる母の強さ。私も見習おうと思いました。

「お母さんもジャックのお母さんみたいに、○○ちゃんが怖い思いをしたときにすぐに助けられるお母さんになるね」

③ ジャックが巨人の家ではなく家に来たらどう?

お話が終わって、「どうだった?」と感想を聞いてみました。

娘は少し考えて、「ジャックが○○ちゃんのお家に来たらどう?」と聞いてきました。

「なんで?」と聞くと、

「○○ちゃんの大事なおもちゃとか持って行っちゃうかも」と。

「持っていかれたら悲しい気持ちになっちゃうから、ジャックはお家に来たらダメだよ。」とコメント。

娘にとっては生活のためだとはいえ「人のものを盗るジャック=”悪者”」に写った様です。

きちんと正義感や倫理観が育っていて、自分の立場に置き換えて、やって良いこととやってはいけないことを区別できる様になっているんだなと感じさせてくれました。

頭で思っていることと、実際にできるはちょっと違っていて、お友達が遊んでいるおもちゃは勝手に取ってしまたりするんですけどね...


『ジャックと豆の木』は意外と教訓が多くて、娘のお気に入りのお話の一つになりました。

今度は、『ヘンゼルとグレーテル』のお話をしてみようと思います。

それでは、また!


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