見出し画像

単語帳を使わない語彙学習

こんにちは!

今日は「単語帳を使わない語彙学習」
についてお話ししたいと思います。

多くの方が一度は、単語を覚えるために単語帳を使って、ひたすら暗記に励んだ経験があるのではないでしょうか?
高校や大学受験の際には、単語帳が必須アイテムとされ、毎日のようにページをめくりながら単語を頭に詰め込んだ記憶がある方も多いと思います。

しかし、単語帳を購入して意気込んだものの、途中で挫折してしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は、私もその一人でした。
単語帳を使った勉強が楽しく感じられれば良かったのですが、どうしても苦手意識がありました。
私の場合、大学を卒業した後は、単語帳に頼らず、別の方法で語彙を増やしていくようになりました。

では、具体的に何を使って語彙学習をしているのか?
それは洋書や海外ドラマ、英語ニュースなど、
「文脈がある」素材を活用しています。
この「文脈がある」という要素が非常に重要です。

単語帳で単語を暗記し、TOEICなどのテストで穴埋め問題を解けるようになったとしても、実際の会話でその単語をどう使えばいいのか、困った経験はありませんか?

テストでは正解できても、日常の会話ではうまく言葉が出てこない。
これは、単語を文脈から切り離して覚えることで、「使えるレベル」まで習得できていないことが原因です。

単語帳の学習では、英単語を見て日本語の意味を言える状態や、日本語を見て英単語を言える状態に到達することがゴールになりがちです。
しかし、これだけでは不十分です。
「本当に使えるレベル」に到達するためには、その単語がどのような文脈で、どのような場面で使われるのかを理解しなければなりません。

さらに、どの単語と組み合わせて使われるのか、いわゆる「コロケーション」を習得することも重要です。
単語帳での学習では、このコロケーションを自然に身につけるのが難しいです。

そこで、文脈がある素材を使った学習が効果的です。
例えば、洋書や映画、ドラマ、ニュースなどから学習することで、単語が使われる具体的な場面や状況とともに、その意味を深く理解することができます。
この方法なら、単語そのものだけでなく、その言葉が使われたシーンや感情も一緒に記憶に残るため、結果的に記憶が強化され、忘れにくくなります。

また、文脈がある素材を使うことで、語彙力だけでなくリスニングやリーディング力も自然と向上します。
単語を学びながら、同時に英語の文章構造やリズムに慣れ親しむことができるため、一石二鳥です。

最後に、「どのような素材を選べば良いのか?」という疑問についてですが、答えはシンプルです。
「ご自身が興味あるものなら何でもOK」です。
興味があるテーマやジャンルに触れることで、脳の記憶を司る「海馬」が活発に働き、より効果的に記憶が定着します。

例えば、ミステリー小説が好きなら、英語でミステリーを読んでみる。
スポーツが好きなら、英語のスポーツニュースやドキュメンタリーを視聴する。
興味があるものから学ぶことで、勉強が楽しくなり、自然と語彙力が伸びていきます。

自分が「面白い!」「興味がある!」と感じるものを積極的に取り入れて、文脈を意識した語彙学習を取り入れてみてください。
語彙力だけでなく、英語力全体が向上するはずです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?