【読書記録】知ってるだけで差がつく！脳科学に基づく学習法３選 "Uncommon Sense Teaching"より
最近、「脳科学」に興味を持ち始め、関連書籍をいくつか読みました。その中でも特に印象に残ったのが 『Uncommon Sense Teaching』 です。
この本は、脳科学の観点から 効果的な学習方法 を紹介しており、主に教師向けに書かれています。しかし、学習者自身がこれらの方法を知ることで、 学習効率を飛躍的にアップさせる ことができます。
今回は、書籍の中から 特に効果的な3つの学習法 を紹介します。
① Retrieval Practice（記憶から取り出す練習）
学習した内容を 「思い出す」練習 をすることで、長期記憶の定着を促します。
例えば、
・テキストを読んだ後、 本を閉じて内容を思い出しながら説明してみる
・フラッシュカードを使って 学習したことを自分の記憶から引き出す
単に 繰り返し読むだけでは記憶に残りにくい ので、 アウトプットする練習 を取り入れることが大切です。
② Interleaved Practice（異なるトピックをミックスして学ぶ）
ひとつの分野だけを集中的に学ぶのではなく、 異なるトピックを交互に学習 することで、理解が深まります。
例えば、英語学習なら…
・過去形だけ ではなく、現在形・未来形・現在完了形 も一緒に学ぶ
・動詞だけ ではなく、形容詞や名詞 も合わせて学ぶ
こうすることで、 「似ているけど違うもの」の区別がしやすくなる のです。
③ Spaced Repetition（時間を空けて復習する）
「エビングハウスの忘却曲線」でも知られるように、 学んだことは時間を空けて繰り返し復習 することが重要です。
ただし、どのくらいの間隔を空けるべきか？ に明確な答えはないとこの本では述べられています。
・睡眠を挟む
・短い休憩を取る
・一定期間後に復習する
こうした 「時間差学習」を繰り返すことで、新しい知識が確実に定着していきます。
学習は効率化できるが近道はない
この本には、 脳の仕組みや学習のプロセス についても詳しく書かれています。その中で改めて感じたのは…
「3ヶ月で英語ペラペラ」はありえない ということ。
効率的な学習方法は確かに存在しますが、 楽に習得できるわけではありません。
大切なのは、 脳科学に基づいた学習法を取り入れながら、地道に続けること だと感じました。
まとめ
・記憶から取り出す練習（Retrieval Practice） で長期記憶を強化
・異なるトピックをミックス（Interleaved Practice） して学習の質を向上
・時間を空けて復習（Spaced Repetition） し確実に定着させる
これらを意識して学習すれば、 効率的にスキルを伸ばすことが可能 です。
最後までお読みいただきありがとうございます！