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横浜山手西洋館を歩く (其の壱)/山手イタリア山庭園 

 魅力的な街、横浜。
次から次へと行きたいところが目白押しの横浜。
絵になる街、横浜。

私は、そんな横浜が大好きだ。
真夏のような暑さを逃れて、今日もまた横浜へ。

外国人居留地を訪ねてのぶらり散歩。
今回は、石川町から程近い山手イタリア山庭園を目指した。

ここには、建物として『外交官の家』と『ブラフ18番館』があり、イタリア様式の庭園があり、ベイブリッジやみなとみらい、マリンタワーも見渡せる眺望の良いロケーションだ。

2つの建物とも別の地に建てられ、この地に移築されたそうだ。

訪問日:2024/6/8(土)

入口にある表示版
入口付近
階段を上がっていく
階段の傍らに可憐に咲く一輪の花
ハブランサスに似ているが、、、君は一体ナニモノ?
階段を上り切ったところが
ブラフ18番館
花と器のハーモニー展を開催していた
中央奥にベイブリッジ
左奥にマリンタワーも見える
場所を変えるとこんな風に
真夏並みの暑さなので、
雲も早くもモコモコと


さて、建物を拝見しよう!
ブラフ18番館

🔶ブラフ18番館

ブラフ」(Bluff)とは、「切り立った崖・岬」という意味で、明治時代に外国人居留地となった横浜山手が崖の上にあったためブラフと呼ぶようになり、この場所の旧地名が「山手居留地18番」のため、「ブラフ18番館」と名付けられたそうです。

詳しくは下記をご覧ください。

ブラフ18番館は関東大震災後に山手町45番地に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅でした。戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3(1991)年まで使用されていました。同年に横浜市が部材の寄贈を受け、山手イタリア山庭園内に移築復元し、平成5(1993)年から一般公開しています。震災による倒壊と火災を免れた住宅の一部が、部材として利用されていることが解体時の調査で判明しました。

建物は木造2階建て、1・2階とも中廊下型の平面構成で、白い壁にフランス瓦の屋根、煙突は4つの暖炉を1つにまとめた合理的な造りとなっています。その他、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、洋風住宅の意匠を備えています。外壁は震災の経験を生かし、防災を考慮したモルタル吹き付け仕上げとなっています。

館内は震災復興期(大正末期~昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、当時元町で製作されていた横浜家具を修復して展示しています。さらに、平成27(2015)年には2階の展示室を寝室にリニューアルしました。本館につながる付属棟は、貸しスペースとして、ギャラリー・展示会などに利用されています。

出典:ホームページより引用


ブラフ18番館 右手奥側より


『Der Wald・森林』
2人の方の共作でテーマはズバリ森林だ

室内をざざっと見て回ろう!

ブラフ18番館 
花と器のハーモニー


ブラフ18番館 
花と器のハーモニー

ブラフ18番館 
花と器のハーモニー

ブラフ18番館  
花と器のハーモニー
ブラフ18番館 
花と器のハーモニー


ブラフ18番館 
花と器のハーモニー
ブラフ18番館 

ブラフ18番館 
花と器のハーモニー



せっかくなので、庭園をぷらぷらするとしよう。

山手イタリア山庭園
山手イタリア山庭園
夏日だったので、涼しげ


山手イタリア山庭園


山手イタリア山庭園



外交館の家
外交館の家

🔶外交官の家

明治の外交官内田定槌氏の邸宅を移築・復元したそうである。
内田氏は九州小倉出身で東京帝大卒業後、ブラジル公使、スェーデン公使、トルコ大使を歴任された方。

海外での駐在年数が長く、渋谷南平台に建てられた邸宅では、住宅としてだけでなく、外交官という立場から頻繁に多くの来賓を招いて晩餐会が催されていたようです。

詳しくは下記をどうぞ。

ニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などを務めた明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として、明治43(1910)年に東京渋谷の南平台に建てられました。 設計者はアメリカ人で立教学校の教師として来日、その後建築家として活躍したJ.M.ガーディナーです。
建物は木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、華やかな装飾が特徴のアメリカン・ヴィクトリアンの影響を色濃く残しています。1階は食堂や大小の客間など重厚な部屋が、2階には寝室や書斎など生活感あふれる部屋が並んでいます。これらの部屋の家具や装飾にはアール・ヌーボー風の意匠とともに、19世紀イギリスで展開された美術工芸の改革運動アーツ・アンド・クラフツのアメリカにおける影響も見られます。
横浜市は、平成9(1997)年に内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復原し、一般公開しました。そして同年、国の重要文化財に指定されました。室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の暮らしを体験できるようになっています。各展示室には、建物の特徴やガーディナーの作品、外交官の暮らし等についての資料を展示しています。また、付属棟には、喫茶室が設けられています。

出典:ホームページより引用


外交館の家


建物裏側に回り、入館。

外交官の家
花と器のハーモニー


外交官の家 小客間
花と器のハーモニー
外交官の家
小客間

花と器のハーモニー


外交官の家
花と器のハーモニー
外交官の家
大客間

花と器のハーモニー
外交官の家 玄関
外交官の家
花と器のハーモニー
外交官の家
主寝室
外交官の家 主寝室
花と器のハーモニー


外交官の家
暮らしと交流

内田定槌氏の肖像

ふたつの建物と庭園を周り、少し疲れた。
ここらで、併設のカフェで休憩タイムとしよう。

暑かったので、ビールをいただくとしよう。
イタリア山庭園なので拘ってイタリア産ビール。
しかしながら、イタリアビールというのは珍しい。

ビッラ・モレッティ
嬉しいことに柿の種つきだ。

このデザインオシャレですよね。
いかにもイタリアっぽい。
水のようにさらっとした呑み口でクイっと喉を通ってしまう心地良さだ。

すこ~し、気持ちよくなってきたところで、山手イタリア山庭園を後にした。


ランチ時間を過ぎている。そうだ、中華街に向かおう。

久々にかた焼きそばが食べたくなった。
これは中華街を目指すしかない。
初見となるが、『楽園』というお店に行ってみよう!

土曜日とあって人出がすごい。

大通りを進んで行ったら、ようやく右側に看板が見えた!

右手に袖付け看板『楽園』が

人並みを掻き分け掻き分け、ようやく辿り着いたが、
なんとなんと、『休憩中』の貼紙。

オーマイゴッド!

おうおうにして、こんなもんだ。
2時半ともなれば、仕方のないことだ。

それでは、数ある中でもトップクラスの『萬珍樓』に飛び込んでみよう。
GWの時は、予約でいっぱいだったが、一か八かだ。

萬珍楼

なんと、ウェイティングが2組だけ。
運が良い。
サービスのお茶を頂き、待つこと5分くらいで無事にランチを預かることに。


ランチタイム

🔶ランチタイム

イタリアビールでうがいしてきたので、
ここは紹興酒をホットでザラメ、レモンスライスでいただくとしよう。

これは、現役時、台湾出身の社員から教わった呑み方だ。
紹興酒の独特の香りも好きなのだが、ザラメで酸味が抑えられ、レモンを絞ることで不思議と丸味が出るのだ。
特に冬の寒い日などに身体を温めるには、お薦めの呑み方。

暑い日にも身体を全身を暖めてくれるので、滋養強壮にもお薦め。

グラスにザラメを沈め
温かい紹興酒を注ぎ
最後にレモンを絞る。
横から見るとこんな感じ。

かた焼きそばは、2種あり。
太麺になるとの説明。
細麵のかた焼きを所望していたので、ここでかた焼きは諦め、唯一細麺の黄ニラ焼きそばに。
相方は、お試しで太麺の海鮮やきそばを注文。

黄ニラ焼きそば

実食!
黄ニラ焼きそばは、もやし多目にニラ、錦糸卵が乗ったシンプルな焼きそば。
味付けは、イギリス発のAIソースと思われる。
醤油とも違い、さっぱりしていて色付きが良く塩味が抑えられている風味だ。

海鮮やきそば

海鮮やきそばは、想像していたごん太の麺ではなく、お裾分けして貰ったところ、食味がよく、海老、ホタテ、野菜もたくさん入ってボリュームたっぷりの逸品だ。
しまった、こっちにしておくべきだった。(>_<)

紹興酒をオカワリし、かなり良い気分に。^_^

まだ、時間も早い。
山下公園をぶらついてから帰るとしよう!
会計を済ませ、山下公園に向かう。

萬珍樓
待合に掲げられている
木彫り壁画


🔶山下公園

快晴に誘われ、ここも凄い人出だ。
広々と開けていて、とても気持ちが良い。

氷川丸

反対側の埠頭に目をやると、そこに大型客船が。
これは外国籍船舶に違いない。
折角なので、近くまで寄って拝んでくることに。

遠目でもかなりの大きさ


象の鼻辺りまで歩こう
どーんとした迫力
残念ながら、画像2枚共に
船尾側からのみ
船首側からは撮れなかった

Celebrity MILLENNIUM
イタリアにほど近いマルタ共和国籍の大型客船。
日本1周の旅の出航を待っているところだった。
色目といい、単純にカッコイイ。

横浜山手西洋館を歩き(其の壱)はこれにて終了です。
引き続いて、其の弐、其の参と続きますのでお越し頂ければ幸いです。

最後まで、お付き合いいただき、有難うございました。



Thank you for reading !


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Eijyo
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