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#11 復旧半ばの和倉温泉

昨日から2日間にわたり、今年年初の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市の和倉温泉地域を訪問してきました。

現地では観光協会や宿泊施設の関係者を中心にヒアリングさせていただきました。

地震発生から間もなく1年が経とうとしていますが、被害の爪痕はまだあちこちで見掛けることができるし、自らの生活再建もままならない中で、自らの会社の再開、さらには地域の復興に向けて、前を向いて進んでいかないといけない、地域の人々の苦しさやもどかしさが身につまされる思いでした。

他方で、震災直後の報道で目にした壊滅的な風景と比較すると、復旧は着実に前進している印象を受けました。

地元の方々によると、輪島・珠洲の方が被害は一層深刻らしいのですが、復旧の邪魔になるのではないかと懸念し、地域に足を運ぶことすら気兼ねしていたので、少なくとも和倉温泉地域には足を向けても決して拒絶しない雰囲気を確認できたのは良かったです。

視察の合間では、地元飲食店でカツカレー丼、海鮮丼、能登ミルクジェラートも楽しむこともできました。

私が所属している会社、そしてグループ全体で取り組めることを地域の方々と意見交換を行いながら、他方で、私個人が研究者として保有している知見や知識を活用しながら、能登半島地震の復興のシンボルとして位置づけられた和倉温泉地域の復興に向けた貢献を行っていきたいと思いました。

また、私が研究領域として選択した「コミュニティ・レジリエンス」の論文を書く意義や価値も再確認できた、一泊二日の和倉温泉地域の訪問視察でした。

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