Eiichi.K:フィールド・サイエンティスト

現場における理論的アプローチに挑戦中。社会課題・地域課題を解決するため、現場に足を運び…

Eiichi.K:フィールド・サイエンティスト

現場における理論的アプローチに挑戦中。社会課題・地域課題を解決するため、現場に足を運び、理論と実践の両面からソリューションを組み立てる。サービス・エコシステム、サーキュラー・エコノミー、コミュニティ・レジリエンスを研究中。趣味は登山で、百名山を少しずつ踏破中。

最近の記事

#10 偽りの数字による業績評価

民間企業では成果を数字で測ると言われていて、それに倣って、行政でもEBPM(エビデンスに基づいた政策推進)という名目で、KPI(Key Performance Indicator:重要成果指標)を強く意識したマネジメントが展開されています。 しかし、誤ったKPI重視の経営や政策は誤った結果を招きます。 達成すべき目標が重要であり、本来、KPIはその目標をブレイクダウンした関係性にあるべきです。 言い換えるならば、KPIを全て達成すれば、達成すべき目標(これをKGI:Key

    • #9 全国行脚

      7月から続いていた、北は北海道から南は沖縄までの全国出張が、ようやく一巡して、落ち着きを取り戻しつつあります。 地域課題の解決を実現する自社サービスによるソリューションの企画提案と意見交換を目的として、地方自治体や地域企業、公的団体等を相手に積極的に行ってきました。 始めた頃は夏真っ盛りで暑かったのですが、先週、訪問したオホーツク地域では気温氷点下3℃で、雪が降っていました。 各地域での取組を通じてわかったことは、地域の課題も異なれば、その解決アプローチも、各地域のアク

      • #8 私の専門

        大学では政治経済学部経済学科に所属していたものの、当時の大学生あるあるで、ほとんど授業にも出ずに、専門性らしきものはほとんど身に付けず、社会に出てからは、まずは地方公務員として働き始めました。 「法律による行政」という言葉どおり、公務員は、基本的には法律に対する理解が求められる仕事ではあるのですが、他方で、企業誘致や観光誘客、移住・定住促進など地域間で競争優位が必要とされる領域が拡大しつつある時期で、この領域であれば、組織内でUnique Positionが築ける可能性が高

        • #7 AI対応PC

          現在、仕事や論文作成でChat-GPTをフル活用しており、その利便性や効率性に感動しながら、新しい仕事術や学習方法を試行錯誤しています。 頻繁に使う 生成AIだからこそ、プロンプト入力後、結果をアウトプットするまでのスピード感がもっさりとして気になります。 現在使用しているのは、M1 Macbook Airの16GBメモリ搭載モデルで、Chat-GPT以外の作業では発熱もなく、今でも使用に耐える優秀なPCだと思うのですが、やはり生成AIを想定したモデルではないので、タイム

          #6 米国大統領選挙報道

          米国大統領選挙の結果が出ました。 「歴史的大接戦」という言葉どおり、米国での事前予測調査などでも各州ごとの得票率は僅差の結果が出ていたものの、大勢としては「トランプがリード」「市場はトランプ勝利を織り込む」など、トランプ有利という様々な情報が流れていました。 これに対して、日本の報道では、米国における全国的な支持率調査の結果を基にした報道(各州ごとの選挙人を勝者総取り方式では意味のない数字)や、バイデンからハリスへとバトンタッチした当初の勢いに焦点を当てた報道(その後、民

          #5 0.7mmシャープペンシル

          アカデミック・ライティングをはじめとした知的生産性の向上術に邁進中の私ですが、前回紹介した『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』に書かれていた、パラグラフ・テーゼ抽出やパラグラフ解析を早速試そうと、黄・橙・緑の蛍光ペンを早速購入。 それに合わせて、0.7mmのシャープペンシルも購入しました。 今まで使用していたのは、0.5mmのWatermanのシャープペンシル。お値段はやや高めだったのですが、非常に書きやすくて、かれこれ10年近く使用していました。 しか

          #4 「論文の書き方」の探求

          この三連休は研究生同士の自主勉強会に相当時間を費やして、「論文の書き方」に関する方法論を追求しました。 最近、「論文の書き方」に関する画期的な書籍が多数出版されていて、それが実際に「売れている」という現実があるようです。 およそ15年前の社会人大学院に在籍していた頃は、「論文の書き方」に関する体系的な方法論についての講義などなく、指導教官との対話や論文を読み込むことで「何となく」理解する暗黙知が一般的だったように思います。 しかし、最近の傾向では、「アカデミック・ライテ

          #3 「テレンス・コンラン:モダン・ブリテンをデザインする」

          以前、街中で偶然広告を見掛けて気になっていた、東京駅ステーションギャラリーで開催中の「テレンス・コンラン:モダン・ブリテンをデザインする」を鑑賞してきました。 私は、デザイン・センスの欠片もない、野暮な人間なのですが、今から20年近く前に原研哉『デザインのデザイン』(岩波書店)で、「デザイン」なるものを知ってから、ライフスタイルに関わるデザインに興味を持っています。 ビジネスの思考法としても、ロジカル・シンキングが主流だったところに、IDEOのデザイン・シンキングが流行す

          #3 「テレンス・コンラン:モダン・ブリテンをデザインする」

          #2 プロセスマイニング

          この三連休ですが、大学院の講義や自主研究会があり、その準備や課題レポートの作成などで、結局、自宅に籠もってパソコンと向き合うことに。 11/2はプロセスマイニングに関する講義があったのですが、「プロセスマイニング」という聞き慣れない言葉についての説明から始めます。 プロセスマイニングとは プロセスマイニングとは、企業内の業務システムやアプリケーションのログを収集・分析して、業務プロセスを可視化・改善する手法です。 プロセスマイニングの主な特徴は以下のとおりで、プロセ

          #1 自己紹介とnoteでの発信内容

          はじめまして。Eiichi.Kと申します。 閲覧いただきありがとうございます。 noteでの投稿は初めてですが、過去にAmebloやWordPressでも多々記事は投稿してきたので、そちらから流入されてくる方も少ないと思います。 Eiichi.Kが何者で、noteでどんな活動を目指し、どんな記事を書いていこうとしているのかを紹介したいと思います。 Eiichi.Kは何者か? 名前:Eiichi.K 性別:男性 年齢:40代後半(Around 50) 出身:鹿児島県 職業:

          #1 自己紹介とnoteでの発信内容