
【Ave_mujica考察】花言葉と描写【バンドリ!】
※第8話までのネタバレを含みます
第8話の感想や言いたいこと話したい事についてはまた別の記事に書く事になる思いので今回は短めの記事になります。今回はアベムジカの花言葉について少し考えていきたいと思います。
というのも最近こちらのチャンネルの動画を視聴しまして

ここではマイゴ(や他のアニメ)の考察をされている方なのですが,初見でありながら非常に鋭い考察をされていてその動画の中で花言葉に言及するシーンがあります。


このような仕込みがアベムジカにもあるのでは無いかと思い、今回はアベムジカに出てきた植物の花言葉とシーンを照らし合わせていきたいと思います。
とはいえ、作中全てに登場した植物となると数多ありまして冗長な記事になりかねないので「セリフ」として表された植物に限定して考察していきたいと思います。
アベムジカ第8話
睦と祥子のカラオケ

祥子が「睦はオレンジジュースでしたわよね?」と聞くシーン。オレンジという植物名がありますので花言葉としてカウントします。
オレンジの花言葉は以下の通りです

純粋 愛らしさ 花嫁の喜び 気前の良さ 寛大
このようになってましてその後はご存知の通り睦がクライシックに執着がある事を明かすシーンへ向かう事になりますが、おそらくこのオレンジの花言葉はオレンジジュースを飲む睦を示唆しているのではなく祥子についての示唆だと思います。祥子は睦が学校に復帰するために数学を教えるシーンがありますが、これは気前の良さや寛大の特徴であり純粋や愛らしさについてはかつてクライシックを崩壊させアベムジカを興した祥子とは対極にいる事を示しているのだと思います。そして花嫁の喜びについてはよくわかりませんが、祥子が睦に対して尽す事が喜びになっているという事を示唆しているのかも?知れません。
アベムジカ第8話
にゃむと海鈴の雑談

にゃむと海鈴がカフェで雑談をするというシーン。海鈴が「ジンジャエール、キツイのください」というところでジンジャー=生姜の花言葉を見てみますと

生姜でも同じようなものが出ましたが候補が多かったのはジンジャーなのでそちらを採用すると
豊かな心 慕われる愛 信頼
となりました。
信頼というワードを見た時ビビッときた方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
このシーンは海鈴が友人に「信頼ないもん」と言われてしまい海鈴の過去に何かあった事を察したにゃむが話を聞くというシーンです。
このジンジャエールを一気飲みした海鈴はゲップしかけるが、堪えて飲み込む事になるのですが、これは恐らく信頼を得るためにアベムジカ再興に務めるが、途中で何か困難にぶつかる事になる。しかし、海鈴はそれを乗り越えていくという示唆だと私は感じました。
慕われる愛というのはアモーリス(にゃむ)の事を意味しているのだと思います。アモーリスは愛を意味する言葉でそれを飲み込むというのはにゃむを受け入れるという事、あるいはにゃむと海鈴の信頼度が高まった、高まっているという事を示しているのかと思います。
豊かな心というのはその由来の方に注目してみると「夕方になると香りが強くなる様子から来ている」と記されていますので夕方→斜陽と捉えると斜陽は日が沈みかけている描写から調子が落ちぶれてくる、没落の前兆という意味を表すことが多くありますが、おそらくこれはアベムジカの事を言っていると思います。解散してしばらく経ってこのまま何もしなかったら没落、すなわち復活不可能になってしまうというところに海鈴が奔走する、していると言う事を示しているのだと思います。
アベムジカ第4話
メンバーとの会話
海鈴が
マカロンを食べるシーン

前の話で睦とモーティスが入れ替わってメンバー同士の距離感が近くなっている事を示すシーン。楽屋で差し入れされたマカロンを食べる海鈴、モーティスが「ごま?」と聞き「ゴマですね」と答える。
意外なことにごまにも花言葉があった様でいくつか紹介します。


たくましく生きる 信頼
それぞれ違うところからの引用になりますが8話視聴時点ではどちらも海鈴の現状、これからを示唆していると言えます。
たくましく生きるということに関しては海鈴が沢山のバンドを掛け持ちし経験が豊富でムジカが崩壊してもそこまで調子を崩すことがなかった。実際崩壊直後においては他のメンバーに比べると不穏な要素は少なかった様に感じました。
信頼に関して言わずもがな、8話時点の信頼が無い海鈴についての示唆なのかなと思います。
アベムジカ第3話
初華が祥子にドーナツを
勧める

初華が祥子に「ドーナツあるけど一緒に食べない?チョコとかストロベリーとか」と言っていたのでストロベリーの花言葉です。

幸福な家庭 尊重と愛情 先見の明
あなたは私を喜ばせる
となっています。
幸福な家庭とは初華が提供する同棲生活の事でドーナツを受け取らなかった事は祥子が初華との同棲を拒む(長くは続かない)ことを示しているのではないかと思います。実際、ムジカが解散した後、初華の家を出てお父さんのボロアパートに帰る事になりますのでこの読みで合っているのかと思います。
尊重と愛情については幸せな家庭と同じ様に、初華が祥子に与えていた愛情を祥子は受け取らなかった事の示唆だとおもいます。
先見の明 あなたは私を喜ばせる
についてはよくわかりませんが、あなたは私を喜ばせるについては初華の思いについてだと解釈する他ないとおもいますし、先見の明については祥子へのすれ違い。これは前の話で初華が祥子を家へ誘った後、家のロフトで「可愛いお人形だね」
「お母様の形見ですわ」
(マイゴ編で祥子が
「お願い初華全て忘れさせて」と言うカット)
「そっかだからオブリビオニス、忘却なんだね」
という一連の流れがありますが、これは前作を視聴された方ならわかると思いますが、祥子が忘れさせてと言ったのはマイゴの春日影を見たのが原因であって母との死別は関係ありません。このすれ違いのことを示唆していると解釈する他はないと思います。
おまけ
先ほどのドーナツでチョコの名前が出てきましたが、植物の名前ではないとはいえちょこっと気になったのでおまけということで調べてみました。

片思い 親切 神聖
片思いについてはそのまま初華の現状
親切についても初華の親切を受け取らない祥子。
神聖についてはわかりませんが、おそらく初華が祥子に信仰に近い思いを持っていることの示唆だと思います。
終わり
8話が公開されている現在、これが全ての花言葉になると思います。
意外と仕込まれているものもあればなんだろうと疑問に思うものもありました。
また、9話以降で花のセリフが出てきたら記事にしようかと思いますのでその時また読んでいただけると嬉しいです。