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かつて前代未聞の落第点を付けられた営業マンが、53歳でフリーランスに。人気研修講師に必要な要素とは【Our Stories vol.3】

<メンバーインタビュー>
かつて上司から「こんな酷い評価みたことない」と言われたほどうまく行かなった営業時代。そこからリクルートの北陸・長野・新潟の支社長等を経て現在はフリーランスの研修講師として、経営・マネジメント・ビジネススキル・組織風土向上の各分野で幅広く支援を行う五十嵐さん。サプリのヘッドコーチも務める五十嵐さんの素顔に迫ります。

サプリコーチを束ねるヘッドコーチ

五十嵐政信さんプロフィール
大学卒業後、株式会社リクルート入社。北陸支社長等を経て、株式会社リクルートHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)室にてバブル崩壊後の営業組織立て直しのための社内研修の企画開発および社内実施を、株式会社リクルートHRD(ヒューマン・リソース・ディベロップメント)商品開発室にてモチベーションとコミュニケーションの観点からの人と組織の活性化を図る商品開発に携わる。その後同社長野支社長、新潟支社長を歴任する。株式会社リクルート退職後、独立。現在はフリーランスの研修講師として、経営・マネジメント・ビジネススキル・組織風土向上の各分野で幅広く支援を行っている。

<五十嵐ヘッドコーチってこんな人>
・生年月日 1960年5月3日 
・石川県七尾市生まれ
・3姉弟の真ん中。 
・真ん中の特徴なのか、人に相談せずに決めてしまう傾向あり。

Qどんな幼少期でしたか?
真面目・図鑑大好き少年。図鑑とつくものは何でも手に取り、ボロボロになるまで読んだ。 

Q学生時代のこと
防衛大学理工学部に入学するものの、半年で自主退学。
翌年金沢大学経済学部に入学
大学で寮長を始め、長とつくものはなんでもやる
その縁でリクルートに入社

防衛大学時代に護衛艦はるなに乗船

<スカウトされてリクルートに入社。でも大失敗!?>

Q.学生時代の人脈、リーダーシップ力が買われてリクルートへ入社した五十嵐さんですが、その後かなりご苦労があったそうですね?
はい。学生時代に学生寮の寮長などをやっていた関係で人脈には恵まれていて、リクルートにいたサークルの先輩から僕のことが伝わっていたんでしょうね。それでスカウトされてリクルートに入りました。満を持して入社したのに、すぐに失敗したと思いましたね。入社当時配属されたのが名古屋の住宅情報事業部だったのですが、とにかく売れなかった。何十人も営業部員がいる中でダントツの最下位。どのくらいひどいかと言うと、業績を20点満点で評価されるのですが、10点でも黄色信号なのに、まさかの7点。上司にさえ見たことない数字と言われました(笑)
当時、リクルートでは売れなかったら人間以下という扱いでしたから、北陸に飛ばされちゃったんです。

Q.新入社員でそれはお辛かったですね。新天地ではどうだったのですか?
面白いもので、失意の中北陸営業所へ行ったら、突然売れるようになったんです。
地の利のあった地域で営業できるようになったのと、就活雑誌の営業なので、母校の金沢大学での学生寮での人脈がものすごく生きました。地元企業は金沢大学の学生が欲しいから、寮の後輩からのリアルな情報を渡せたんです。この異動がなかったら多分やめていたでしょうね。そういう意味ではラッキーでした。
その後北陸で結果を出して東京の営業マネージャーに返り咲いたんですが、バブル崩壊直後で結果出せず。半年で解任されました。

Q.波瀾万丈ですね💦
その後HRM(ヒューマンリソースマネジメント)室という部署に異動しました。半年間研修だけ受ける部署です。
時代は大量採用時代から、いい人材の獲得にシフトしていた頃。企業の社長と会って、リクルートの商品を一言も語らずに話をして、「君のアポなら、今後時間を取るよ」と言ってもらえるようになる。このためにどうすればいいのかを学び、考え方を修得する部署でした。

ーー本物の営業力が鍛えられそうですね
はい。そこで研修の作り方を覚えました。社長の戦略、意思決定の仕方を徹底的に学ぶんです。そのエッセンスをまとめて全社展開をと言われ、2000人いる人材広告事業部門に展開しました。

Q.実績をあげてはいたものの、営業職でたくさんの苦労をされています。それでも続けられた理由はなんだったのでしょうか。
個々に向き合ってやるべきこと、あるべき姿を考えるのが好きなんです。真剣に向き合っていると改善すべき点は自ずと見えてくるんです。そしてそこをさらに深く考えるのがものすごく楽しいんですよね。そしてそのノウハウを研修という形で表現できるのが自分には合っているのだと思います。
リクルート時代に代理店に出向して営業部長をやったことがあったんですが、正直あまり面白いと思わなくて。5~10人くらいの野戦軍の指揮官はできますが、現場を持たずに組織を動かし、組織を作る部長の仕事は向いていない。自分はどちらかと言えば職人なんです。

Q.サプリコーチとしてのやりがいはどんなところでしょうか。
受講生の皆さんと日々接するサプリコーチをするのが純粋に面白いです。僕を含め教えるのが好きな集団ですから。
誤解を恐れずいうなら、サプリコーチで儲けようと思っていないです。ボランティアではないけれど、後進に何かを伝えたい、残したいという思いの方が強いです。成長を報告してくれる受講者がいることがやりがいになっています。

Q.五十嵐さんのフリーランスとしての働き方も興味深いです。
僕は53歳の時にフリーランスで生きていくと決めたんですが、50代でも遅くなかったです。今悩んでいる人がいたらぜひ挑戦したらいいと思います。50代でフリーランスで動く人間がもっと増えていいと思うんです。いやな仕事、できない仕事は請けない。休みたいときに休む。休みたくなければ働く。
職場は一つではなく、3つでも4つでもあってもいいと思うんです。これが当たり前の世の中になった時に日本は復活できると思っています。

Q.どんな会社、サービスにしていきたいですか
サービスの横展開をしていきたいと思っています。「営業サプリ」は中心サービスとしてあった上で、
・EKP(営業力強化)プログラム
・ロープレ大会の運営
・トップセールスのノウハウ共有
・営業会議の運営
・マーケティング施策
・集合研修

などのサービスの幅を増やして行きたいと思っています。総合的に営業力を強化できるサービス体系にしたいですね。それをアラ還世代の業務委託軍団で実現していきます。

五十嵐さん、ありがとうございました!
防衛大学でライフルを持ったこともある。という異色の経歴の五十嵐さん。
休みはないけど、楽しいから大丈夫!と62歳でおっしゃる姿に感銘を受けました。
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大学時代は年間100日くらい山に登っていた

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