メディアの作るウソ
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カンボジア料理屋に入ったら、いきなりお店のお母さんがバッサリ。
「日本人って、本当に大事なところでバカだよね」。
ズキッと来る一言。
何の話?と思ったら、日本のメディアや寄付の裏話についてだったんです。
メディアの作る“嘘のカンボジア”に騙されてない?
日本のニュースで見るカンボジアといえば、貧困、汚れた路地、地雷の危険。
それだけで「行っちゃダメ!」な雰囲気が作られていますよね。
でも、実際にカンボジアに行ってみたらどうでしょう?
ピカピカのショッピングモールもあれば、街中も結構綺麗。
地元の人たちは普通に笑って暮らしてるんです。
確かに地雷はあるけど、辺鄙な場所に限った話。
なのにメディアは「地雷注意!」とでっかい看板を強調。
現地の人は看板の横を通り過ぎるけど、日本のテレビはその一瞬を切り取って不安を煽る。
これ、恐怖マーケティングってやつです。
人間は怖い話に吸い寄せられる性質があるので、視聴者の興味を引きつけるには効果抜群なんです。
寄付金はどこに消える?形だけの“支援”
もっとショックだったのが、日本からの寄付金の使い道。
例えば「2000万円でカンボジアに学校建てました!」と誇らしげにアピールする団体。
でも実際に使われたのは200万円だけで、残りの1800万円は行方不明。
「ハコ」だけは立派なものが建つけど、教師も教材もない。
つまり、ただの“飾り”のためにお金を出したってことです。
さらに悪質な例だと、建設中の写真を撮るために、その場で集めた“ニセ作業員”が工具を持ってるだけ。
はい、ポーズ!みたいなノリで「支援してます」アピール。
でもその後、学校なんて完成しない。
これが一部の団体の“寄付ビジネス”の実態です。
耳が痛いけど、私もこんな団体にお金を寄付したばかりでした。
その団体からの報告?もちろん、届きませんでしたよ。
善意を食い物にする心理トリック
なぜ私たちはこうした団体に簡単に寄付してしまうのか。
それには心理的トリックが潜んでいます。
人間は「いいことをした」という自己満足に弱いんです。
「カンボジアの子どもたちの未来が良くなる」と思えば、それで満足。
寄付が実際にどう使われるかを考える前に、“いい人になった気分”で思考が止まるんですね。
マーケティングでいう「感情的価値」にドはまりしてる状態です。
さらに、こうした団体は「理想の自分」まで見せつけてきます。
「あなたのおかげで学校が立つ」「未来が変わる」などと夢を見させて、お金を引き出す。
この“理想”に酔いしれていると、現実は全く見えなくなるのが怖いところです。
本当の支援って何?
私たちは寄付金を出す時に「困っている人が救われる」とか「いいことをした」と満足します。
でも、寄付した先がどこでどう使われているか、本当に分かっていますか?
形だけの学校や工事写真に騙されて、「自分は社会貢献している」と錯覚していませんか?
日本で見かける「カンボジア支援」報道や団体の広告に騙されないで。
本当に寄付が必要なところにお金が届くよう、自分で確認することが大事です。
この現実を知ることで、今後自分がどこにお金を出すべきかを見直せるはずです。
結局、善意もビジネスになる
最後に、お店のお母さんがもう一言。
「日本人って、いい人ぶりたがるけど、よく見ないでお金出すから、バカだよ。」
善意がビジネスに利用される現実。
寄付だって、少し疑って調べることが必要なんです。