経営者の集まりに参加した日のこと
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Jくん「諭吉さんお疲れ様です!心斎橋のバー借りて知り合いと合コンイベントやる予定で、空いてたら来たりします?🤣」
JくんはK君と出会った日に連絡先を交換したSEの男の子。彼からの急な誘いがきた。
何事も全ては経験してから。
何かのきっかけで自分の人生が大きく変わることがあるというのを知り、私の胸は高鳴りました。
普段は人見知りでコミュニティを超えた交流を避けようとする私。でも今回は違いました。
"よし、参加してみよう!"
諭吉「あ、じゃあ行こうかなー!お誘いありがとう」
繁華街の古いビルの小さなバーでその会合はありました。男の人ばっかりで、知らない人だらけの空間。
仕事だと慣れてるが、大人になってからはプライベートで初対面と仲良くなる機会もあまりなかったので、めちゃくちゃ緊張していました。
とりあえず空いてるボックス席に座ると
Jくん「えーー!そうなんですか!23歳で?へえええ!」
諭吉「?」
Jくん「諭吉さんこの人、23歳で起業してるそうです。」
諭吉「え!じゃあ社長なの?!」「何してる人なの?」
Sくんは数年前に自分で起業してイベント団体を立ち上げたり、パーソナルトレーナーをしたりしているらしい。
他にもそのイベントには20代のバー経営者、脱毛サロンのオーナー、フリーランスの整体師、フリーの料理人、マジシャンなど自分で稼いでいる人ばかりでした。
色んな職業が世の中にはあって、いろんな選択肢と稼ぎ方があるんだ。私は会社員で給料というかたちの稼ぎ方しか知らなかったし、それを知ろうとすることもありませんでした。
でも少し勇気を出して外に出てみるとこんなに世の中って面白いんだ。世界ってこんなに広がるんだ、そうして自分の視野の狭さに改めて気付かされました。
ここで出会った人達はそのほとんどが自営業をしていて、まあSくんとはそのまま関係がつながり別の機会で登場します。
31歳で億万長者となったジム・ローン氏はこんな言葉を残しています。
“あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる”
この頃はもう会社の飲み会や集まりにはほとんど参加しなくなっていました。
それは何か嫌でとかじゃなくて、なんとなく。
なんとなく話が合わない、なんとなく価値観が合わない、楽しめない。
そんなこと思ってしまう自分のことも嫌で、そこは避けて社外に交友関係を求めていたのかもしれません。
通ってるジムにも、新しく出会った友達も、世の中にはこんなに自営業って多かったかな?
それともカラーバス効果で、私が今まで気付いてなかったからなのかな?目に入るようになっていました。
高いモチベーションと可能性を信じる強い気持ちと行動に移せるバイタリティ。
経営者の考え方や性質は自分のなりたい姿そのもので、とても刺激的にうつっていました。
こんな人たちみたいに自分を変えてみたい。
私は私の可能性をもっと信じてみよう。
その時はまだ転職という言葉が浮かんできたばかりで、起業するなんて私の発想にはまだありませんでした。
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