情報モラル教育【教育の情報化に関する手引き】
GIGAスクール構想について記事にしてきました。
ICT化を進めることは便利な面はもちろん多いですが、その一方で負の側面への対応も必要です。
適切に対応するためには、インターネットの特性を知り、その特性に応じた「情報モラル教育」が必要です。
では早速インターネットの特性と注意点をみていきましょう!
【インターネットの特性】
①公開性:インターネット上での書き込みは、基本的には広く公開、あるいは公開される可能性があり、世界中の誰からでも見られる可能性がある。著作権・肖像権を守って発信しなければならない
②記録性:一度発信した情報は取り戻せないことが多く、必ずどこかに記録が残ってしまう。名前を書いていない場合も、誰が発信したかという記録が残る仕組みがある。進学や就職等の自分の将来を決める重要な場面で、人物評価のために過去の書き込みをさかのぼって調べられる可能性もある。
③信憑性:誰でも情報を発信できるので、インターネット上には信用できない情報も多く、情報を得る際には正しいかどうかを確かめる必要がある。セキュリティや信頼度の意味から、適切なサイトであることを確認する必要がある。
④公共性:情報をやり取りする費用は発信者だけではなく、受信者も負担しなければならないため、相手にとって必要のない情報を大量に送り付けることは迷惑である。インターネットは公共の資源のため、無駄な情報を大量に送受信することは、資源の無駄遣いになってしまう。
⑤流出性:最も危険性の高いこと。接続しただけで、自分のコンピュータに侵入されることや、情報を取り出される危険な仕組みがあるため、信用できないサイトや、メールを開かないことが大切
【機器やサービスの特徴】
SNSなどの夢中になり、やめられなくなるサービスが数多く提供されている。企業からは「無料」や「タダ」などといった言葉で、様々な勧誘があるが、「無料には必ず理由がある」ということを考え、サービスを利用するかどうかを検討しなければならない
【問題が起きた際の対処方法】
名誉毀損やプライバシー侵害があった場合、内容やURLの確認・保存(スクリーンショットやプリントアウト)、SNSなどの管理者やプロバイダへの削除依頼などの方法を把握、さらに必要に応じて法務局または地方法務局の協力を求める。
児童・生徒の生命・身体または財産に重大な被害が生じるおそれがあるときは直ちに所轄警察署に通報
いかがでしたか?情報の送受信のあり方は定期的に見つめ直すことが大切ですね。インターネットでの攻撃は今後罪に問われることになるでしょう。くれぐれも気をつけたいものです。
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