4年間で1万レッスンして気付いた3つの問題点
こんにちは!!オンライン英語塾「正直英語」のカワタケ英語マンです!!
今回は4年間マンツーマンオンライン英語塾「正直英語」を運営してきて分かったことや気付いたことそしてその問題点について書いていこうと思います。
「正直英語」に関してよく知らない方はまずこちら↓の記事で「正直英語」の活動内容を知っていただきたいです。
「正直英語」では年間約2500レッスンを実施しています。この4年間、英語を教えるということに真剣に向き合って多くの生徒さんと一緒に頑張ってきました。頑張る方、正直な方、素直な方、そしてそうでない方などなど、様々な生徒さんと対峙する中で多くの「気付き」がありました。日々「気付き」の中に生きていますが、敢えて言語化するというのはあまりしてこなかったので今回は今までの「気付き」やその問題点を文字に起こし少しでも多くの人の役に立てればと思います。では早速問題点について書いていきます。
問題①:そもそも学習時間が足りていない
これに尽きます。英語力が上がる人は努力できているし、英語力が上がらない人は様々な理由により努力量が足りていないです。努力できている人は努力しやすい環境にいることが多く、努力が足りない人は努力するのが難しい環境におかれている場合が多いです。しかし時間がないけどスキマ時間を有効活用して英語力を上げることに成功している人もいれば、時間はあるけどどうしてもサボってしまうという人もいます。様々な方が様々な環境の中で「英語力を伸ばしたい」と思っているわけです。しかしどんな人であろうがどんな環境におかれようが英語の勉強や練習をしっかり実践している人は英語力が上がっていますし、そうでない人の英語力は上がりません。非常にシンプルです。人によって吸収スピードは違いますが学習量ほどその人の英語力を左右する要素はないのではないかと思います。
「そんなの分かってるよ!」
と言われてしまいそうですが、私はやはりここを一番強調したいと思うのです。
「日本人は英語力が低い!」
とよく言われます。様々な要素が絡み合っているのは承知していますが、そもそも十分な時間や労力を投資している人がどれくらいいるのでしょうか?
「中高6年間勉強しているのに英語を全然使えるようにならない」
これもよく言われることです。では中高6年間の学習内容を完璧でないにしても大まかにマスターしている人がどれだけいるのでしょうか?かなり少数だと思います。原因はこれだと思います。本気度が足りないのです。特定の誰かを責めているのではないです。
英語が必要ない人も沢山存在していると思います。ただ英語ができると強いです。個人的にも受験や就職に役立ちますし、これからの日本という国レベルで考えても英語でプレゼンや交渉ができる人材が非常に重要になってくると思います。そこで私は思うのです。
「英語ができなくても生きていけるけど、英語ができるともっと充実する人はいっぱいいるのでは?!」
今より英語ができる人材が増えれば海外とのビジネスがより活性化するはずです。そして実利だけでなく、個人の人生という観点から見ても日本にいる1億人とコミュニケーションとるより80億人と交流できたほうが豊かになると思います。あまり良い例ではないですが「もし世界人口が80人だったとしたら」誰とも交流しないみたいな世界線です。
話が脱線してきているので戻すと英語がどれだけ個人そして社会に役立つかというのが認識されていないのが大きな問題なのかなと思います。確かに日本では英語力を上げることの緊急性が低いですが、緊急性の低い今だからこそ必死でやっておくといいのではないかと思います。緊急性が高くなってからやろうと思うと英語習得に時間が掛かるので無理ゲーになってしまいます。では「必死にやる」とはどういうことでしょうか?それはつまり時間・お金・労力を投資するということです。大きなお金を投資する必要はありませんが、時間と努力をたくさん英語学習に費やすことでハイリターンを狙うことができると思います。真っ当な投資ができるとどうなるか。シンプルです。英語力は上がります。
問題②:高強度の学習は長続きしない
問題①では英語の重要性を知り英語学習の量を確保することが大切ということについて書きましたが、問題②では高強度の学習は長続きしないという「気付き」に関して深堀りをしていこうと思います。
まず高強度の学習とはどんな学習かということに言及していきます。高強度トレーニングとは長時間できないくらい負荷が高い学習方法のことです。人によって様々ですが、英語学習で言うと単語帳を長時間見続けるとか問題を長時間解き続けるなどです。ポイントは長時間やってしまうということです。人間が集中できる時間は限られているのに極限の集中が必要となることを長時間やろうとすると肉体的・身体的にガタがきます。1日なら大丈夫ですが、長期間の強高度学習をしてしまうと英語が嫌になってしまうことが多いです。ですからTOEICスコアを短期間で集中して伸ばして目標達成して、その後パタンと英語学習を辞めてしまうみたいことがよくあります。
「もう英語なんて見たくないし聞きたくもない!」
となってしまうのです。これでは長期間の学習ができず、長期間の学習ができないということは英語は習得できないということになります。
そこでオススメしたいのが英語「を」勉強するのでなく英語「で」楽しんだり学んだりすることです。英語で楽しむとはつまり英語で映画や海外ドラマやYouTube動画を観たり、英語で好きな本を読んだりすることです。英語で学ぶとは興味のあることを英語で調べたり、英語の論文を読んだりすることです。これだと長時間実施してもあまり疲れません。当然疲れレベルはゼロではないですが、単語帳をやったり問題を解いたりする時の疲労感とは比べ物にならないくらいのものであると思います。
TOEICの学習において非常に非効率であると思うのは内容が知識として蓄積できないということです。空想の世界のメールや広告、空想の世界での会話のやりとりが大半を占めています。せっかく英文を読むなら英語のニュースや論文を読んだり、何か興味のあることや為になるものであれば英語を学びながら知識も身に付けられて一石二鳥です。そして興味のあるものや為になるものであれば必死に読むモチベーションにもなると思います。
英語習得において「実際に英語を使う」ということは非常に役立つと思います。勉強のための勉強でなく、実際に使いながら習得していくということです。「実際に使う」というとスピーキングを思い浮かべる方が多いと思いますが海外ドラマを読んだりニュースを読むことも立派に「実際に英語を使う」ことに含まれると私は思っています。
私が運営する「正直英語」でもTOEICで目標点数を達成した方は「実際に英語を使う」という方向でみなさん努力されています。もちろん英検やTOEFLやIELTSに挑戦される方もいらっしゃいますが、そういう方にも「実際に英語を使う」やり方を取り入れています。なぜなら長期間の高強度トレーニングは多くの人を疲労させるからです。
問題③:学習進捗を客観的に把握できていない
これまではそもそも学習時間が足りていない英語学習者が多いけど、逆に自分を追い込み過ぎて長続きしない人も多いという話をしてきました。そこで問題点3つ目についてお話ししていこうと思います。
3つ目の問題は「どれくらいの時間を英語学習に充てているか把握できていない」ということです。とにかく全力で頑張る方や大してやっていないのにやった気になっている方など様々な方がいますが、共通して言えるのは自身の「学習進捗を把握できていない」ということです。なぜ把握できていないのかというと自らの記憶を過大評価しているからです。人間はすぐ忘れますし、良いように現実を捻じ曲げます。なるべく自分の脳には頼らない方がいいです。ではどうするか?
記録をつけるのです!!
メモ程度の記録でいいです。色々こだわったり仲間と共有したりする必要もないと思います。ノートに記録してもいいしアプリでもいいと思います。なんでもいいのでその日に「何」を「どれだけ」やったかという記録を残しておくのがいいです。すると「毎日やっていると思ってたけど週5しかできていない」とか「週当たり10時間やっていると思ってたけど実は5時間くらいしかできていなかった」とか「音読に時間かけていると思っていたけど実は単語にほとんどの時間を割いていた」みたいなことが分かるのです。
個人的な経験談になりますが私は筋トレをなかなか継続できませんでした。ある日ふと思いついて筋トレ記録をつけることにしました。するとどうでしょう。続いたのです。ポイントは2点あって、1点目は継続できていないことに直面できるということです。筋トレに行かないとノートが空白になります。すると筋トレに行っていないという事実と向き合う瞬間が生まれます。
そこで嫌々ながらも「今日だけでも行こう!」となるのです。
2点目は成長を実感できるということです。記録を付けるようにしてから晴れて筋トレに行く習慣がついてきたのですが、そのまま継続できるか不安でした。しかしある日筋トレ記録を見ると以前より重い重量で筋トレをできていることに気付きました。素直に嬉しかったです。筋トレしている人なら分かると思います。他の競技に例えると、例えば陸上選手が今までのベストタイムを叩き出したみたいな感覚に近いのではないかと思います。
そしてしばらくすると筋トレ記録の中での成長だけでなく実際に筋肉がついてきていることを実感できるようになりました。そしてそれからは筋トレに行くのが楽しくなりました。それまではなかなか一歩を踏み出せず行ったり行かなかったりを繰り返していましたが今では完全に習慣化し筋トレに行かない方が気持ち悪くなるくらいです。
結論:英語に触れる時間を最大化するべし
話が少しそれましたが、結論にいきたいと思います。現段階で私が考えるベストな方法というのは「その人にとってなぜ英語が重要なのかを心に留めつつ、英語記録をつけながら高強度学習はなるべく避け、実際に英語を使いながらコツコツと英語学習を継続していく」ということです。
数多くの生徒さんを見て感じ思い気付き考えたことをまとめるとそんな感じになります。英語の重要性は人によって変わってくると思いますが、英語学習を記録することは誰でもできます。多少めんどくさいですが時間も労力も大して要りません。記録をつけて「学習メニューの負担が重過ぎないか」また「バランスが悪くないか」そして「勉強のための勉強になっていないか」そして何より「継続的に勉強できているか」というのを随時確認しながら習慣化を目指していくことが英語学習者にとっての勝利の方程式なのではないでしょうか。もちろん様々な理由で英語学習をされている方がいらっしゃいますので、すべての方に当てはまるやり方だとは思っていません。しかし「英語力上げたいけどやり方が分からない」という方の参考にはなると思います。
以上です。皆様の英語力が上がることを祈りつつ筆を置かせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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正直英語代表:河東 剛(かわひがし たけし)
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