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家庭菜園_半農半X_ズッキーニ栽培(育苗)
前回の記事では4月上旬の発芽〜育苗だったのに対し、今回は育苗中期です。4月中旬の話がメイン。
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ご覧の通り一度発芽しだすと他のポットも発芽しだす。一方で苗の大きさはやはりまばらである。地植えした際には、この生育差を埋めることができないので育苗によって定植のタイミングを調整することができる。
育苗による生育条件のズレ
水やりや気候などは同じ条件だが、種や品種によって発芽タイミングにズレが出る。黒ポットが緑ズッキーニで色付きポットが黄色ズッキーニ。品種による発芽タイミングのズレも、なんとなく感じることができる。
栽培地による発芽時期のズレ
こちらの発泡スチロールに入っている15ポットは一人暮らし先に持ってきている。同じ時期に実家にも10株ほどある。電車で1時間半ほどの距離だが実家の方は全く発芽の兆しなし。栽培場所が違うだけでも大きな違いを感じる。まさにポットの移動ができる育苗の可能性を感じる。うまくやれば育苗期間で生育の遅れを取り戻したりもできるということですから。
発芽条件とは
ズッキーニの種は嫌光性種子である。水、温度、酸素の3要素が揃えば発芽する。光が不要というのは暗闇の方が発芽しやすいことを意味する。土の表面が乾かないように濡れ新聞紙をかぶせることもある。
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苗の徒長
徒長とは茎ばかりが細長く伸びて、双葉、本葉が大きくならないことを指す。葉っぱが大きくならない、葉の枚数が少ないというのは光合成量の少なさにつながったり、茎を伸ばすことにエネルギーを使ってしまい、生育不全につながる。また病耐性も低く、最終的な収量に影響が出ます。
徒長が起きる原因は・・・
①日照不足
苗が日光を求めて細く長く茎を伸ばして日光を求めている状態
②水の遣りすぎ
土の表面が乾いたらたっぷりあげるが原則である。ポット苗ならすぐに水切れを起こしてしまいますが、雨の日など天候を見ながら水やりしましょう。
③風の不足
風通しの良いところで苗を育てる必要があるが、これらの自然条件はコントロールできませんよね。苗を手で撫でてあげると人工的に刺激を与え徒長を防ぐこともできる。
プロの農家さんは育苗の段階で液肥を与えていることも多くある。家庭菜園では最初の培養土だけで十分な栄養があるので肥料の与えすぎ(窒素過多)による徒長については言及しません。