共通の価値観に人が集う、一つの「街」という考え方
こんにちは。
今日は、弊社のちょっと変わった「会社創りの考え」を記事にしたいと思います。
さて、突然ですが皆さんは、“会社”と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?
一般的には、掲げる経営目的(VisionやMission)の達成に向けた活動、また、活動を通し利益を生み出しているといったイメージが湧くのではないでしょうか?
会社創りという意味では、トップが方向性を指し示し、目的達成に必要なスキルを有した人材を集め、会社として定めたルールに従わせながらマネジメントするというのが、ごくごく一般的な経営の在り方だと言われているのではないでしょうか。
ただ、私たち株式会社エイトシークエンスが目指す「会社創り」は、そのような一般的な考えと違う、一風変わった未来観をイメージしています。
会社が人を選ぶのではなく、会社が選ばれる側であるという発想
まず、「採用」や「評価」という観点。
上述した通り、一般的には会社にとって必要な人材を定義し、主にスキル面を重視しながら人選・採用し、評価を行うというのが当たり前になっています。
一方、私たちが考えているのは、我々が大切にしている価値観に共感してくれる人が集まり、私たちが選ばれる状態。そして、集まった人たちで協議し、方針を決め、最適な方法で活動していくような組織を描いています。評価においても、トップダウンではなく、所属する人々が共に考え意思決定を行っていく。そうして、会社や経営者ではなく、そこに所属する人達に意思決定の権限がある状態。また、それはどこか一極に集中することなく分散されているような状態を創り始めています。
入ることも、出ていくことも会社側が強くしばらない
続いて、「所属」という観点。
会社でパフォーマンスを発揮している人材が退職意向を伝えた際、「どうか辞めないでくれ。いま辞められたら困る」と、言われている場面を容易に想像できるのではないでしょうか?逆に、パフォーマンスを発揮していない人材に対し、「悪いが辞めてくれ。降格だ。地方へ異動だ」なんてことが起きることも想像ができます。
これらの意思決定は、あくまでも「会社にとっての利益・不利益」が判断基準であり、人材側の判断がベースになっていません。
一方、エイトシークエンスにおいては、全く同じ事業で独立をしていくメンバーが多く存在します。一般的に考えると、人材紹介ビジネスで同業他社へ転職することや、同業で独立されることを良しとするケースはあまり多くありません。なぜなら、同じビジネスで独立・転職するくらいなら自社で業績を作ってもらいたいと思うからです。
ただ、私たちは、それさえも個人の意向を第一に反対したり止めたりしたことはありません。むしろ大応援。独立の背中を押し、最大限準備できる期間を設けられるように支援をしてきました。
なぜか。
それは、私たちは組織として共通の価値観を持ちつつも、個人として持っている価値観を大切にしたいと考えているからです。
会社のエゴや都合で意思決定をしない。メンバーにとって人生が豊かに、幸せに感じるためのチャレンジであれば、全力で応援をしていく。だからこそ、所属し続けることに拘ることもなければ、離れていくことも、前向きなこととして捉えているのです。
私たちの組織の考え方は、会社ではなく「街」的。
ここまで、特に人や組織に纏わることでいくつか例を挙げましたが、私たちエイトシークエンスが考える組織の在り方はここまで築き上げられてきた「会社」という世間一般的なイメージとは異なり、「街」づくりのようだと捉えています。
会社の営利や目的を第一に、会社として意思決定を行い運営をしていくというよりも、そこで過ごす人々の幸せや豊かさを第一に、自分達でどうあるのが良いかを考えながら変化をし続けていく状態。
売上を絶対的に伸ばし、成長だ!とも思っていない。
この場所を心地よいと感じ、人が集まり自然と規模が大きくなればそれはそれでいい。一方で、人が減って規模が縮小するからといって悪いとも思わない。
何より大切なことは、共通の価値観がありつつも、多様な価値観の人間が集い共に組織を運営していく上で、常に心地よい場所であるように話合い、変化し、行動を起こしていく。それが指示を受けて動くものではなく、自分達で良い場所にしていくために自主的に行動・運営していく。
そんな姿が、この場所にとって最も良い状態だと考えています。
豊作の年があれば、それをみんなで分かち合い、不作の年があれば、それもそれでみんなで分かち合い、耐え忍ぶ。そして、どうすればまた豊作にしていけるか、そもそも、豊作にするといってもどのような状態になっているのが自分達にとって心地の良い状態であるかを考え話し合う。
そうして、この場所をここにいる人、そして集まってくる人にとって最高の場所にしていく活動を続けていくこと。
それが私たちの考える会社創り=街づくりであり、最高で最強なあり方だと思うのです。
土台となる共通の価値観
何度も書かせていただいた「共通の価値観」。これこそが、この街に集まる理由となり、絶対に変えてはならない土台の部分であると考えています。
その共通の価値観とは、「らしくあること」です。
そして、らしくあることで、自然体で過ごす日々に豊かさと喜びと幸せを感じる。そんな世界を築いていくことが、私たちエイトシークエンスが考える最も重要なポイントです。
人は、生まれながら素晴らしいものを持って日々を過ごしています。
にも拘らず、情報が大量に出回り、他人の目を気にし、何かしらのモノサシで測られ、今のままではダメなのではないかという緊張感を持ち生きている人が沢山います。
でも、本当は自然体でありのままに、らしく生きることこそが、とても心地よく幸せなことだと思うのです。
だからこそ、誰もが「自分らしく」生きていく、そして、楽に生きて幸せを実感しながら豊かに暮らしていく。
そんな世界を実現していきたいという想いのもと、経営・事業を行っているのが、わたしたちエイトシークエンスです。
(記事担当:かんべ)
▽そんなエイトシークエンスを、代表小山が創業した理由。