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体が痛いのになぜトレーニングを勧めるか

最近は整骨院の数もかなり増えていて
施術の仕方、考え方も多様になっています。

その中で患者さんから
なぜ?と言われるものが

「痛いけどトレーニングするの?」
ということです。

痛いといえば
揉みほぐしたりなど
施術側が手を加えてなんとかする

というイメージはまだ強いです。



私が考えるトレーニングの必要性は

✔️不安定性を解消する
✔️間違った使い方を正す
✔️使えていないところを使えるようにする

というところを
トレーニングで補うように考えています。



不安定性とは

動作をするときには関節が動くわけですが

その関節の動きを
サポートしてくれているのは“筋肉”です。

筋肉がサポートしていない状態で関節が動くと
関節に負担がかかってしまいます。

変形性関節症など関節に問題が起きるときは
筋肉のサポートが弱くなってしまうことで
起きてしまうことが多いんです。




間違った使い方を正すとは

本来、関節は一個の関節だけで
動いているわけではありません。

周りの関節の動きや
筋肉が上手く働いて動作を行っています。



例えば膝を曲げるときには
膝関節だけが曲がっているのではなく

足関節や股関節
また上半身の動きによっても

膝関節の動きをより滑らかにしたり
負担を軽減させているのです。




使えていないところを使えるようにするとは

他の2つと被るところではありますが

痛みを出してしまう動きをしているのであれば

他の部分の動きをよくする
または使えるようにすることで

痛みの出る部位の負担を減らす
という目的を指しています。

こういった理由から

トレーニングは
“痛みを取るための一つの手段”
として行うことがあります。

ただ張っている筋肉をほぐすだけでは
症状は変わらないものもあるのです。



試験的にこの筋肉が効いていたら
動いたときどうなるかなどを検査して

痛みが引くものがあれば
それが対象の筋肉として
トレーニングを始めることになります。

また、同じ動作の痛みでも
人によって鍛える筋肉も変わってきます。

この動きで痛いからこの運動が絶対いい
とはならないということです。



ですので

筋トレやらされるのか〜

なんて思わずに
体を治すためにも勧められたら
やってみてくださいね(^^)

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