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群馬アジア映画祭
2011年8月7日(SUN)に、
群馬アジア映画祭というのが、群馬県藤岡市みかぼみらい館大ホールであって、出かけて行ったことがあった。
午前10時から、『アメノナカノ青空・・・ing』という韓国映画から始まっていたが、私はこれはみなかった。
午後一時から、藤岡市鬼石地区ご当地映画『しゃんしゃんしゃん しゃしゃしゃんしゃん』の予告編と、その監督と出演者の舞台挨拶があり、 それから、(『虹の街』'10.前橋市ご当地映画)、ついで、イラン映画の『オフサイドガール』(06.93分)。
これら、午後からのものを観賞した。
『虹の街』
【高校の放送部に所属するやる気のない三人の男子高生と、体験入部してきた一人の女子高生、四人が繰り広げる青春ドラマ。前橋市中心街が舞台。キャストは市民から公募】
その女子高生が発した質問から、『思い出』をテーマに商店主たちに取材してまわることになった放送部員たち。 いろんな人たち(中央通りや弁天通りの商店主やシネマ前橋の代表の人など)の語りによって、昔の前橋市中心街のかつての賑わいなどが浮かび上がってくる。
そこに、高校生たちの進路問題が絡んで、
結局両親の問題で転校していってしまった女子高生が残していったビデオレター、彼女が発した『あなたにとって前橋という街は何色ですか?』との質問に、部長が『七色、かな』と答えて、虹がかかった街の画面で終わる。
いくらか主題がぼやけた、かな。
前橋中心街の(寂れ具合を憂いなんとかしようとしている)商店主たちの方なのか&そういう現状をより伝えたいのか、OR、商店主たちに取材してまわることになっていろいろ考えさせられた若者の方のが重要なのか。?
『虹の街』、脚本・監督は藤橋誠。
1975年、埼玉県出身。中央総合学院メディア開発センターチーフディレクター。 群馬県を中心に地域の人々と連携した映画製作事業をしている。そうだ。。!
しかし、この監督の企画&脚本力?、
――企画からひとつの映画を作り出す能力は、確かにあると、感心させられた。
つまり、第二弾(?かどうかは定かじゃないけど)の、鬼石地区のご当地映画にも、私は大いに興味あり、なわけ。
2011年は、群馬県がディストネーションキャンペーンだそうで、『しゃんしゃんしゃん しゃしゃしゃんしゃん』は、【鬼石夏まつり】に情熱を注ぐ人達と高校生との交流を描き、観光地に誘客を目指す群馬県ディストネーションキャンペーンと連携して映画を通して、藤岡市の魅力を伝えていく、のだと・・
結局、『しゃんしゃんしゃん しゃしゃしゃんしゃん』は、未だに見れていないのだけど。
『オフサイドガール』についても書いておこう。メモとして。
『オフサイドガール』はイラン映画だ。
確か、2005年の、イラン対バーレーンのサッカー試合場で、実際撮影された、ようだ。 【サッカー場は女性禁制というイランを舞台に、あの手この手でサッカー場に潜り込もうとする女性達と警備員との攻防を描いた社会派コメディ作品】、だ、そうだ。
「・・そうだ」って?実際、私は観ているのだけど【社会派】かどうか?
捕まってしまった女性達の、警備員への不満の声に、【社会派】らしきとこは感じられはする。
ラストの方、女性達がサッカー場からバスに乗せられて(たぶん拘置所か?)行く、その過程で街の中心場になるとこで、この映画は終わっている。 この、ラストシーンが・・?ちょっと・・、不満?解んない、かな。 だから、何か作者側のメッセージ性が表現されているとは思えない。描かれているのは、そういうイラン国内の事実(現状?そういうことがある、だろうこと)だけ。
そこから、観る者は何かを感じ取るのだろう。私はそーでもなかったけど。
初めて(だと思う)のイラン映画。 物珍しさもあって、楽しんで観た。 ……