CHILDREN OF THE CORN / とうもろこし畑の子供たち
原風景としてアメリカ映画に度々登場するとうもろこし畑が舞台なのがいい。
スティーブン・キングの短編「トウモロコシ畑の子供たち」の再映画化。1984年の最初の映画化作品はU-NEXT・アマゾンプライムなどで観ることが出来ます。
そのオリジナル版のポスターを踏襲したポスターのリブート作のポイントはより直接的に子供たちの大人に対する脅威を描くこと。惹句が「全ての親の悪夢」ですから。
子供カルトのボス的存在のイーデン(ケイト・モイヤー)が可愛い顔して割とやるもんだね、というか、かなり暴力的な女の子番長なんです。
そのイーデンに立ち向かう大人と子供の境にいるボリン(エレナ・カンプーリス)というキャラの掘り下げがちょっと浅くて、その分盛り上がりに欠けるのはちょっと残念なところ。
イーデンとボリン以外の子供たちが借景でしかないのも、まあ脚本上の欠点でしょうね。
まあ、この映画はイーデンの大人に対する怒りをぶちまける振り切れた数々の場面を楽しむ映画。スティーブン・キング原作映画らしいラストも、ホラー映画ファンとしては良かったです。
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