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チャンオクの手紙(2017年2月16日公開)
「どこの国の人たちとも映画が作れる」と岩井俊二監督が語るように見応えのある作品。実は手紙三部作のオリジンが本作。
「ネスレシアター」を運営する「ネスカフェ」がスポンサードだから全4話のエピソード全てに「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」で淹れたコーヒーが結構露骨に登場します。それでも商業的な香りがしないところが岩井俊二の才能。
このチャンオクからの手紙を読むシーンの感情爆弾の破壊力は、手紙三部作中、最も威力が大きいと思います。
『チャンオクの手紙』、から『チィファの手紙』そして『ラストレター』と、「手紙」をテーマに製作された岩井俊二の3本の映画は、分断された東アジアをリリシズムによって結びつけようとする壮大な試みだと思います。
それが成功するかどうかは、観客が映画の力を信じているか否かによるけれども。
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