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KVINDEN I BURET / 特捜部Q 檻の中の女(2015年1月24日劇場公開)
前から見よう見ようと思っていた「特捜部Qシリーズ」ついに手をつけました。
デンマーク映画ではなく北欧映画として一括りにされることが多いです。文化圏を代表して日本映画も、韓国映画もアジア映画と呼ぶようなものですね。
カール(ニコライ・リー・カース)とアサド(ファレス・ファレス)のバディは味わい深いケミストリー。過去へのフラッシュバックへの切り替わりがシームレスでしかも過去パートは極力セリフを絞ってるので、幻想的な雰囲気が醸し出されて映画の一つの魅力になっています。カールの登場もいきなりある捜査の大失敗からですから負け犬感が半端なくそのことでかえって応援したくなります。檻の中の女=ミレーデ(ソニア・リクター)の説得力のある監禁演技で深刻度が増すのもいい演出プランです。上質のミステリー映画。
このバディ、およそ華やかな世界とは無縁なのですが、地道に過去の未解決事件を掘り起こして解決という世の中に対するスタンスが魅力です。
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