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IN THE HEIGHTS / イン・ザ・ハイツ(2021年7月30日劇場公開)
リン=マニュエル・ミランダの傑作ミュージカルが映画化。監督は『クレイジー・リッチ』のジョン・M・チュウ。
2020年に世界中で公開され、一大旋風を巻き起こしたはずの映画が1年遅れで配信と劇場で公開。
主人公はウスナビ(アンソニー・ラモス)、その彼女ヴァネッサ(メリッサ・バレら)、ニーナ(レスリー・グレイス)とベニー(コーリー・ホーキンズ)の4人。
このミュージカル142分と結構な尺です。でも飽きないようにスペクタクルなミュージカルシーンの連べ打ち。前半の見せ場はプールでの「96,000」。
後半、圧巻なのは「Paciencia Y Fe」ですね。移民の親の世代の切なさがN Yの地下鉄を舞台に見事なコレオグラフィで表現されます。此に続く「Alabanza」も『ヘアスプレー』のあの場面に匹敵する悲しく力強いシーンです。
クライマックスは「Carnaval Del Barrio」、ここでマイノリティの思いが爆発するんです。N Yという街の多様性讃歌は心に響きます。
ドリーミーなあっと驚くシーンもあります、こういうヴァリエーションはミュージカル映画に新鮮味を加えています。
上手く宣伝すればこの先何年も愛される新しい時代のミュージカル映画になるでしょうね。有名俳優は出ていませんが逆に物語にのめり込ませる力は圧倒的です。
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