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ドキュメンタルとワンナイト・モーニングとノマドランドと 編集部の「買ってよかった」「見てよかった」

 こんにちは、映画.com編集部です。木曜日は、編集部メンバーのQOLが上がった、「買ってよかったなあ」「見てよかったなあ」「行ってよかったなあ」と思うもの・ことをざっくばらんに紹介します。

 映画に限らず何でも自由に、という感じ。それではいってみましょう。

■「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」シーズン9

 心待ちにしていた「ドキュメンタル」シリーズの新作を一気見しました。毎回、参加者が一人ずつ部屋に登場する第1話を特に楽しみにしています。“強い”芸人さんが現れたときの反応、コンビそろっての参加となってしまった戸惑い。

 松本人志さんによる各芸人さんの的確な評価も聞くことができます。今回のシーズンは、初参戦のとある芸人さんを見て元気と勇気をもらいました。攻めの姿勢は大事、芸人さんって本当にかっこいいです。

 映画好きとしては、チョコレートプラネットの長田庄平さんが着ていた「フォレスト・ガンプ 一期一会」のTシャツにも注目。鑑賞後に調べて、早速注文しました。

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■中国のクルミとgoogle翻訳

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 韓国、中国、ベトナム、ネパールなど主にアジア圏の外国の方も多く住む下町に住んでいます。ナッツ類が好きなので、週末に近所の中国食材店でセールになっていたクルミを購入してみました。袋を開けたら殻ごとゴロゴロたっぷり入っていてびっくりです。

 google翻訳アプリのカメラ機能を使って、パッケージ裏面を解読。手軽に外国語を調べられる便利な時代になりました。生産地は新疆ウイグル自治区のアクスという場所だそうです。その後スマホで、アクスの地理を調べたり様々なニュースを読み、普段なかなか追いきれない中国の時事問題などを知り、食品から世界を見るのも面白いなあと感じた休日でした。

 肝心のクルミは、殻ごとローストしてあるようで、手で簡単に割れました。一つずつ割って食べるというパフォーマンスが楽しく、食べ過ぎ防止にもなり、無調味の自然な味わいが美味しかったです。

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■「ワンナイト・モーニング」

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 作者の奥山ケニチ先生のTwitterで見かけて、気になって購入。

 筆者は映画に登場する食べ物が好きで、コラム「映画食べ歩き日記」を連載中なのですが、グルメ漫画も大好きで、いろいろな作品を読んでいます。

 グルメ漫画のシチュエーションは様々で、下戸の男のひとりごはんを描いた「孤独のグルメ」、失恋の痛みを忘れるため美食道を歩む「忘却のサチコ」などがありますが、本作のテーマは、一夜をともにした男女が食べる朝食。この設定、最高ですよね……!

 「これが最後のごはんになるのかな」「それとも、また会えるのかな」……

 様々な思いや昨夜の記憶が交じり合う、居心地が悪いような、切ないような、愛おしいような特別なひととき。そんな時間を彩る朝ごはんも、タマゴサンド、肉まん、梅干しのおにぎりなど、シンプルながらおいしそうなものばかりです。

 こうした特殊な(!?)状況で交わした会話やごはんは、意外とずっと心に残り続けるものなのかも……とつい感傷に浸ってしまいます。

 基本的には1話完結のオムニバスですが、過去のキャラクターが再登場する回もあり、“その後”を見られるのも嬉しいポイントです。

 コミックは現在4巻まで発売中。奥山先生のTwitterに、コミックに収録されている一篇がアップされているので、気になる方はチェックしてみてください。

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■「発掘!ラッキーストーン」

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 自粛生活で頭を悩ますのが、子どもの休日の過ごし方。近所の公園に出かける以外は、ほとんど家の中で過ごしているので、もはやネタ切れ状態…。そんな中、100円ショップで見つけた優れモノがこちら!

 「発掘!ラッキーストーン」という商品で、石膏ブロックの中にパワーストーンが1つ埋め込まれています。付属の棒で少しずつ石膏を削っていくのですが、しばらく掘り進めると、ローズクウォーツ、アメジストなど全7種のうちのどれかが顔をのぞかせます。

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 石膏が思いのほか固いので、年齢によっては親が手伝う必要がありますが、たった100円でお宝探し気分が味わえるなんて、嗚呼ありがたや…! 石膏を削る際、砂が飛び散りますので、新聞紙の用意をお忘れなく!

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■オスカー有力候補作「ノマドランド」の原作ノンフィクション

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 「スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシス・マクドーマンドが主演した「ノマドランド」の原作ノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を読みました。映画は、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者=現代のノマドたちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービーです。

 この映画に登場する役者はノマドとして生きる主人公ファーン役のマクドーマンドと、ファーンと心を通わせるノマドの男性デイブ役のデビッド・ストラザーンのみで、ほかの出演者は原作にも登場した実在のノマドの人々。厳しい現実を、フィクションを通して見せている点がユニークです。

 現代のアメリカで普通の暮らしを手放した人たちの心理、そうならざるを得なかった経緯、この暮らしが自由だと希望を語る目は本物か。「ノマド 漂流する高齢労働者――たち」を読み、ノマドの多くが高齢者で、数年前までは安定した中流階級の生活を送っていたという事実にショックを受けるとともに、誰にとっても完全に保証された生活など幻想なのだと気付かされました。

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 では、また来週~。

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