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札幌の絶品ラーメンを取り寄せたら美味すぎた 映画.com編集部の「買ってよかった」「見てよかった」

 こんにちわ、映画.com編集部です。木曜日は、編集部メンバーが「買ってよかったなあ」「見てよかったなあ」「行ってよかったなあ」と思うもの・ことをざっくばらんに紹介します。

 映画に限らず何でも自由に、という感じ。それではいってみましょう。

■お取り寄せラーメン Japanese Ramen Noodle Lab Q

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 あのですね、これはお取り寄せのレベルを超えた絶品ラーメンでした。札幌の名店です。店名がやたら長いですが、そんなことはどうでもいいです。

 スープ、麺へのこだわりも強烈で、本当に美味かったです。私は昼食でいただきましたが、午後からの活力になったことは言うまでもありません。

※お取り寄せにはチャーシュー・その他具材は付いておりません

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■TikTokのダンス動画「ドーラン夫妻」

 度重なるロックダウンで心が折れてもおかしくないイギリスで、娘とひ孫のアイデアでTikTokでダンス動画を配信しはじめたドーラン夫妻の動画。2人合わせて170歳(88歳と82歳)!

 好きだったダンスを再びはじめたことで元気を取り戻したそうで、まさに「自分の機嫌は自分で取る」お手本!! 見習いたいものです。

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■衝動買いしちゃった映画3選

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 昨年末、ディスクユニオンシネマ館を徘徊して、思わずソフトを買っちゃった3作を紹介します。

 1本目は「鬼ママを殺せ」(右下)。物騒なタイトルに惹かれたんですが、内容はほぼそのまんま。物語の核は、ヒッチコック「見知らぬ乗客」を絡めた交換殺人。これが勘違いによって実行へ…? ダニー・デビート(「ツインズ」)の監督作なんですが、ほんわかブラックで笑える仕上がり。アン・ラムジーが演じたママは、とにかく見た目も性格も“鬼”です。

 2本目は、ジョセフ・ロージー監督作「召使」(左下)。1枚画ジャケ写が格好良いんですよね。で、まぁ、この作品が素晴らしかった。若き貴族が中年召使を雇う→徐々に主従関係が逆転という展開。主人と召使の概念が崩壊していく様が、恐ろしくもあり、どこか滑稽でして…。「パラサイト 半地下の家族」「女王陛下のお気に入り」あたりが好きな方は是非見てみてください。

 ラストは「イナゴの日」(中央上)。ジャケ写も、タイトルも「意味わからん」ということでゲット。舞台は、1930年代後半のハリウッド――そこは、映画会社の美術部に就職した若者、プライドだけは一流のエキストラ女優、超陰気な事務員、ピエロなセールスマン、人の神経を逆撫ですることに長けた子役等々が生きる「虚飾の世界」。嫌~な気持ちになる描写が続き、いざクライマックスへ。ここで描かれる動乱が凄い。憎悪と憤怒が充満したハイパー密地獄。圧巻。リアルな悪夢が映ってました。

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■「天国大魔境」 単行本1~5巻

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 電子書籍で購入し、iPhoneで読みました。「このマンガがすごい!2019」でオトコ編第1位に選ばれた、石黒正数さんの漫画。これはマジで面白い。いつになるかわからないが、最終回を見届けるまで死ねないとマジで思った。

 でも物語がマジで説明しづらいのがマジで悩ましい。ジャンルはSF。近未来的な隔絶された施設と、文明が崩壊した世界の“ふたつの世界”が舞台で……とりあえず第1話が無料で公開されているので、読んでみてほしい。

 石黒さんの大ファンで、「それでも町は廻っている」「外天楼」「ネムルバカ」など作品はほぼ読んできました。が、本作「天国大魔境」は1巻発売当時に購読したものの、いろいろあって2巻から手を出しておらず。昨年12月の5巻発売を機に既刊単行本を大人買いしたら、これがマジで面白くて寝ずに読んでしまった。買ってよかった。

 物語冒頭から「ここはどこなのか」「なぜこんな世界なのか」など複数の謎があり、だんだんと“この世界の成り立ち”が明らかになるのが非常にスリリング。漫画の世界ではよく「手塚治虫になるか、藤子不二雄になるか」と言われたりする。「それでも町は廻っている」の作風は藤子・F・不二雄に近かったが、「天国大魔境」は手塚治虫に近い。漫画界の永遠のテーマを横断しようと航海に出る、石黒さんの作家としての覚悟も濃厚に漂う。

 マジで面白いからオススメです。でも「AKIRA」「彼岸島」「漂流教室」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」や、江戸川乱歩や黒い手塚治虫っぽいところもあって“人を選ぶ作品”だとも思うので、購読は計画的に。

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